日本道路公団の総裁更迭が問題になっている。債務超過を隠し続け、普通の会社なら倒産しているわけで、トップの責任は重いよね。こうしたエリートの人でも、それなりに地位に固執するってのも分かるけど、公のことを考えると、有終の美というか、残されたものに対する思いやりというか、なんとなくそんなカンジでやはり辞めるの一番って気がするんだけど。
それはさておき、なんで総裁って名称なんだろう。
学校のトップは校長、幼稚園は園長、ヤクザの○○組は組長だから、公団はやはり団長じゃないのかしら。
総裁って岩波国語辞典で引くと「 ある機関・団体の長として組織全体をまとめ、とりさばくこと（人）。その職務」とある。別にトップの名称が組織を特徴付けているわけでもなさそうなのね。だったらやっぱり団長の方がつじつまが合っていると思うんだけど。
きっと町内会の消防団の長と呼び名が一緒だったら、ツブシが利かないってことなんだろうな。
まぁ当の藤井総裁、結局、辞任はされないみたいだから、どうでもいいかもしんないけど、団長だったら、辞任のときの会見で、
「ダンチョウの思いやりで、辞任します」
って、こっそりシャレもいえたのになぁ。