最後通牒ゲーム

 ある記事を読んでいると最後通牒ゲームというのが出ていた。ああ、そういえばそんなのがあったなぁとふと思い出したので、メモしてみることにする。
 ネットで調べるといろいろヒットするはずで詳細を知りたい方はそちらを見ていただくとして、概略は以下のようなものだ。


 被験者A,Bがいる。彼らにはたとえば1万円が実験者から与えられていて、二人でそれを分けるという設定なのだが、いくつかの条件がある。
 一つはどちらが分ける額を決定する権利を持つ。たとえばAが決定権を有するとしよう。決定に従うかどうかはBに選択権があるが、Bが従わなければ二人ともお金をもらうことができない。
 さてAどんな額を提示し、Bはそれにどう応えるか、というものだ。
 Aが自分に9999円、Bに1円という提示だって可能だ。でも自分がBだったら実際にそういう分け方を提案されたら拒否するだろうし、きっと多くの人もこの判断を支持してくれるのではないだろうか。
 でもよく考えてみると、Aの提案を受け入れると1円は手に入るわけだ。なにもないよりはましなはずなのに、それでも納得しないという心理はどこからくるのだろうか。
 いろいろな理屈があるようだが、ひとつこの実験には大事なポイントがある。というのはAが女性だったら、それもなにか会話のきっかけでもあればすてきだな、などと思わせるような女性だったらこの提案を飲んでしまうかもしれない。
 だからAは匿名で提案が行われなければならない。
 個人的には性別が相当に重要な点だ。もしAが男と分かったらそれだけでその提案は絶対に受け入れられない。
 Aが夜の街に出て、その9999円でアレとかコレとかして楽しんでいることを想像すればつらいではないか。もし彼と自分の立場が逆なら、自分がその楽しい思いを享受できるのだ。
 こうした心理がAの提案を受け入れがたいものにしているという気がしている。
 つらつらとメモしてみたが、はたして今述べたような視点は今までの研究で明らかになっているのだろうか。もしそうでなければこうした心理に名前をつける必要があるだろう。
 ということで早速考えてみた。



“最後通牒ゲーム” への3件の返信

  1. ウチにもよく最後通牒みたいなのが来ますよ。
    頼みもしないのに来ます。
    別名、督促状とも言うらしいです。

  2. 22世紀のブログに来たようです。
    ちなみにこの1万円ですが、1~100円硬貨のみのやり取り
    だったらどうなるんでしょうか?
    院長だったら、ビール代ぐらいの硬貨を手つかみでサッ!と
    取って、あとは相手に全額渡しそうですが・・・
    お久しぶりです!(まだ、ブログされていたんですね)

  3. tamakitiさん>
    あ、うちにも来てます。みんな来てるんですね。みんなで無視すれば…やっぱ怖いですね。
    なべさん>
    まだ、ブログしているoyajiです。まだ生きているoyajiです。
    お久しぶりです。
    本、もうかってますか?今度ビールおごってください。

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