文化の違い

動物愛護団体に所属する米国の俳優さんが、「地球と牛を救おう」とマンハッタンのスタバで抗議したらしい。
それも手に糊をつけ、カウンターに押し付けての行動だったらしいのだが、文化の違いがあるためかよく理解できない。
(下のリンクはその団体が撮影した動画)

「カスタマーや動物、地球の苦しみから金稼ぎをするな」「ヴィーガンミルクに追加料金を課すのはやめろ」との主張については、もののとらえ方はひとぞれぞれで、ましてやヴィーガンミルクを味わったことがないものとしてはコメントを控える。

一番難解なことは、なぜ糊を使って手をカウンターに付けたか、である。ひょっとして英語圏で手を意味する hand と糊の glue になにか隠された関連があるのではと、検索してみたがとりわけなにもヒットしない。ボディランゲージ文化ゆえの発想なのだろうか。

日本人ならなにかを訴えるとき、このような行動に出る人はまずいないだろう。

所属している愛護団体によれば「すでに13万人以上がこのキャンペーンに賛同している」らしい。この数が多いか少ないのか判断できないが、警察が到着したときは、氏はナイフで接着剤を剥がし手をカウンターから離していたというから、いいね、を押した人たちは、手離しで手放しで喜んでいたのかもしれない。

あるいは、この俳優さん、2017年にもサンディエゴのテーマパーク「シーワールド」でシャチのショーを妨害したことがあるというから、手を付けられない俳優が手を付けたことに心が動いたのかもしれない。

いずれにしても、こうした言い回しは、文化が違う俳優さんには理解できないだろうな、と思うのであった。

https://www.facebook.com/watch/?v=314196994124454