敵と味方


 9ヶ月双子の子らは大のママファンだ。ママがいるそばで彼らを呼んでもまずこちらには来ず、ママにしがみついたままだ。いくらおっぱいにつられているとはいえ、悲しいかぎりである。
 ウンチのあとのおしりの拭き方が気にくわないのだろうか。風呂の入れ方が雑なので嫌われているのだろうか、それともアルコールの臭いを避けているのだろうか。
 いろいろ悩んでいたとき、ヒントになる記事に出会った。
 幼児は敵と味方を区別できるというのだ。


 エール大学の研究者らが生後6ヶ月と10ヶ月の幼児達にリンクしているビデオを見せた。(画像をクリック)ご覧いただければすぐ理解できるはずで、目をつけた○△□の図形が現れる。
 赤い○が坂を上ろうとしているのだが、やがて登場する黒の□は赤い○を下に押し落とす。次に出てくる黄色の△は○を助け押し上げるというものだ。
 これを幼児たちに何回も見せたあと、□と△の模型を前に出すと、6ヶ月の幼児の12人は全員、また10ヶ月の幼児16人中14人が△を選んだというのだ。
 ネタ元では具体的なやり方は述べられていないが、押し下げるという行為と押し上げるという行為の間に子供たちの好みの差はなく、また図形や色にも好みの差がないことが確かめられている。
 つまり幼児は自分を助けてくれる相手とそうでない相手を区別できるというのだ。
 ということはいくら呼んでもそばに来ないわが子らはこのパパを敵と勘違いしているのだろうか。ふとそんな思いが頭をよぎった。



ネタ元
Babies ‘show social intelligence’

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