動物の世界では、メスの気を惹くのにいろんなものをオスが運んでくるのは、有名な話で、たとえばある鳥さんたちは、メスはくだらない小枝とかを運んでくるオスより、なかなか手に入らないおいしい虫を運んでくるオスの方を選ぶというのが、業界での習わしになっている。
でも、なんでくだらないものを持ってくるアホなオス鳥と、そうじゃないオス鳥がいるんだろうか。
このくだらないメモをなぜ院長はブログに運んでいるのか、その理由は誰も分からないけど、鳥さんたちの場合、ひょっとして、くだらないものを運んでくるのは、それなりに理由があるんじゃないだろうか-科学者たちはそう考えた。
で、オス鳥さんがくわえている虫を取り上げ、その代わりに綿の玉を与えて観察してみたら、メスへの求愛行動がほんのちょっとになった。つまりくだらんものを持ってくるときには、手を抜いた求愛行動で対処しようとしてることが分かった。
ネタ元は論文の紹介で短いもので、本記事を読まないと詳しいところは分からない。でも、そこから先は有料だから、読む気はさらさらない。ということで、推測すると、きっとこういうことだと思われる。
鳥さんだって忙しい。メモをしている鳥さんなど見たことがないから、少なくとも院長より忙しい。エサの収集も一等賞ばかり狙っていては、求愛する時間さえとれなくなる。だから小枝みたいなカスを引いたときは、とりあえず当たって砕けろ路線を取ってみよう、ということじゃないかと。
短いながらも、そこには真実がある。日本語訳には、うそがあるかもしれないけど、推論には、真実がまぶしいほど光り輝いている。
所詮鳥は鳥。院長より忙しいとはいえ、考えることが浅はかだ。これじゃ、オス、メスの立場こそ違え、バレンタインにそまつなチョコを配る女の子と一緒じゃないか。
鳥さんたちよ。いいか、よく考えて見ろ。持参品がいくら粗末なものでも、愛情がこもった求愛行動がありさえすれば、通じるものなのだ。
ヒトは、ものと愛情を同じ天秤で計らないのだ。
分かったか。分かったなら、小枝チョコでももってこい。
どんな愛情表現も天秤にかけられなかったものには、ちょうどいい慰めになる。
先日のメモで、あれほど口酸っぱく忠告していたにも関わらず、昨日届いた義理チョコはなきに等しいものだった。
悲しみのうちに、そろそろバレンタインネタも、お仕舞いにしよう。
ネタ元
Even cheap love tokens can buy sex 15 January 2005
愛情表現も大切だけど
釘10本とか片栗粉20gとかのプレゼントで求愛されてもねー /(_)ヽ
虫歯ができそうです。