大統領選

 米国で大統領選が行われている。今後の世界の将来がどうなるか心配でならない。患者が来なくても世界のことを気にしているくらいだ。クリニックの将来もどうなるか心配でならない。
 とりわけ心配なのが、なんだか分からない投票システムで大統領が決まってしまいそうだということ。
 なんでもタッチパネル方式の画面で投票が行われるらしく、ある筋の読みではかなりの数の無効票がでてくるという。

 そもそもパソコンでものを選ぶという行為に、まだ人は慣れてないんじゃなかろうか。パソコンがこんなにも日常生活に入り込むようになってから、まだ十年も経ってないはずだ。
 今年もお中元の”めんたいこ”を選ぶのにゆうに1時間はかかった。品を決めるのにはさほど時間はかからない。安くて食当たりしそうにないものを選べばいいだけだ。問題はそれから先にある。会社が求める通りの、名前や住所の情報を入れなければならない。
 できれば匿名で商品だけを手に入れたいのだけど、相手もやるもので、なかなかそうはさせてくれない。
 で、やってると途中で誤ってリターンキーを押してしまう。Windowsだけかもしんないけど、ほとんどの場合、それで画面が変わってしまい、それまで入力していたもののほとんどがなくなってしまう。ってなことを繰り返してると、なんだかやる気が失せてしまうのね。
 ほかにもある。院長の重要な仕事である、銀行の両替のときなど、ホトホト困り果てている。スタッフから渡された指令書には自動両替機でやるように書いてある。で、やってるんだけど、よく分からず、画面上で前に行ったり戻ったりしてるうちに、やがて後ろに人が並び始める。だんだんあせり始め、とにかく機械のなかに入れたお金が減ることはないだろうと、デタラメにボタンを押して、列から離れてしまう。
 指令書にはちゃんと、”500円玉が10枚、10円玉が100枚”云々ときちんと書かれてるんだけど、結局遂行されずに銀行から撤退せざるをえないという事態を招いている。もちろん銀行を出たときには、お金が増えてないかどうかの確認はいつもしているけど、残念ながら今までそんなことは一度もない。
 少し焦点がぼやけてしまった。
 メモをまとめよう。つまり、まだまだパソコンを用いた重要な選択は、人類には無理だということだ。院長に自動両替を任せるなんて、とんでもないということを人類は思い知るべきだ。

今度、銀行での両替の仕事からはずしてくれるように、ビシッといってやるつもりだ。だが、相手が自動両替機なので、通じるかどうかが不安だ。
それと、このサイトもけっこう興味深いかと思うので、ぜひ一読あれ。

“大統領選” への2件の返信

  1. UNTACに手伝ってもらって、手でやればいいのにね!
    福岡、KOーGAとYAMATAKUも鮮烈です。

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