城下町

 先日、宇和島という四国の小都市に行ったときのこと。宇和島城といって、なんでも伊達藩と関係のあるお城があるとこのことで楽しみにしてたのね。で、駅ビル-といってもかなり小さなもの-のホテルを予約してたんだけど、シングルのお値段が宇和島城が見える部屋とそうでない部屋で1000円近く違う。
 せっかくだからお城の見える方を頼んでた。着いたのが夜ということもあり、きれいにライトアップされているんだろうなと期待してたのに、部屋に入ってカーテンを開けてもどこにもお城が見えない。おかしいなと周囲を見渡すと、遙か遠くに小さく照らし出されたお城が見えるのね。


 うーん、これって詐欺っぼいよね。
 いつぞや北九州市のある医大の前の食堂で”ウニ丼”頼んだら、どんぶりごはんの上にほんの二切れぐらいの、それもアルコール漬けのウニが出てきたことがあったなぁ。お値段1500円なりって、あのときも相当つらかったけど、なんとなく似ているような気もするなぁ。
 まぁ先人たちが残した貴重な文化遺産を、地方都市の人たちが一所懸命、有効利用してるのねってことで納得するしかないか。
 でも、せめてこんなキャッチコピーぐらい情報として流しておいてもやかったかなと思うしだいで。
 お城が「お、チロ」っと見える部屋。

ちなみにその食堂、いまはもう姿かたちも見あたらないようでして。

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