ブログ

 ブログ界を検索するTechnoratiという会社の調査で、一秒間に一つブログが生まれているということが判明した。
 世界の人口は一秒間に3,4人は増えているようだからその勢いにはまだまだだだが、そのうち追いつくことになるのだろう。


 憂鬱なことだ。
 ただでさえブログの世界に埋もれてしまってどこにいるかも分からないのにまた上から砂をかけられるのか、などといった品性を欠く悩みではない。
 そうなれば文字が足りなくなるのではないのか。そんなにブログをやる人が増えたら、漢字にしろ英語にしろ文字が不足する事態が生じるのではないのか。心配で心配でビールの瓶も喉を通らないのだ。 
 あるいはブログの居場所が狭くなっていき、そのうちぎゅうぎゅう詰めにならないのだろうか。それでも増えていくと、1ビットが0.2ビットなどになるのだろうか。そう考えると不安で不安で朝目が覚めたあとも眠れなくなってしまう。
 こうしたときは冷静にならなければならない。スイカを冷やせばうまくなる。頭も冷やせばうまいアイデアが出てくるものだ。
 入ってくるばかりではない。やめていく人もいるはずだ。ということで、もう少し客観的な状況を追ってみよう。
 以下はネタ元からの数字だ。
「4月に780万だったものが5ヶ月間で1400万以上になっている。うち13%が一週かそれ以上のペースで更新している。新しく始めたブロガーの55%が3ヶ月後も続けている」
 もう一つ。以下は2年前の10月にYahooに掲載された記事の要約だ。
「ある調査ではブログをやっている約430万人中、過去2ヵ月間、一度も更新してないものが270万人、うち約110万人が開設しただけの放ったらかしで、あとの約160万人は平均して約4ヵ月程度で更新が停止している。1年以上更新を続けたあとで停止してしまったものが約10万人いるようだ。
 継続的に更新されているブログについても、更新の頻度は低く、平均で14日間隔。週1回以上更新されているものは約10万、毎日更新されているのは5万足らず」(少し数字が合わないのは大目に見ていただきたい)
 この数字からなにが読みとれるか。
 3ヶ月程度でやめている人が2年前は60%(270万/430万)ぐらいだったのに、いまは45%しかいない。一方週一回以上で更新している人は2%強(10万/430万)だったのが、いまは13%もいる。
 ようするに気合いを入れてブログに参加している人が増えているのだ。
 なんじゃい。これじゃ事態は悪化するだけじゃないか。
 いやいやこうしたときこそ冷静にならなければならない。冷えたスイカを頭に置いて考えた。
 大体なにを恐れているのだ。
 もともと言葉足らずのメモじゃないか。文字が少なくなっても十分対応できるに違いない。
 居場所が狭くなってももともと短いメモだ。0.2ビットでもチョビットでも生き抜いていけるだろう。明日からも細々とがんばろう。
 とまぁ、こんな風にでも考えないと、上からかけられる砂の重圧に耐え切れそうもないな、ホントに。

ネタ元
One blog created ‘every second’
参照メモ
(Yahooはリンク切れになってますけど、間違いなく書いてありまスた)

“ブログ” への2件の返信

  1. ブログの「院長室」は毎日200人超の訪問者で大盛況ですが、本物の「院長室」はどうなのでしょうか?

  2. だいたい一、二本ってとこです。
    え、ビールの数でしょ?

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