うわさ

 米国で数年まえから睾丸を数万ドルで買ってくれるという話がある。医療機関や大学が研究用に求めているというのだ。
 睾丸は一つあれば十分機能する。勃起もすれば子供を作ることもできる。だから一つぐらいだったら金に換えてもいいと考える人もいるだろう。だがいくら買ってくれるというその施設を探そうとしても見つからないはずだ。このうわさはデマだからだ。


 こうしたうわさの原型は医学部の解剖実習用に献体を申し込めばお金が手に入るというもので、移植医療の発達にともない、臓器提供がお金を生むといううわさに変形したのだと、ネタ元では述べられている。
 もちろん大学や病院がお金をもって遺体を求めることはないし、また移植のための臓器を金銭で売買することは米国では禁止されている。
 ただなんとしてでもお金を用意しなければならない人々にとっては、聞き捨てならない情報のようで、うわさに「睾丸は左のものでなければならない」「睾丸のサイズで値段は異なり10万から16万ドルで引き取られる」などといった細かな装飾が施されると、ますます真実味を帯びてくるようだ。どこでやっているのかネットで探している人もいるという。
 いろんな問題をはらんだうわさだ。貧富の差を問うているうわさかもしれない。もちろん睾丸を取り出すには手術をしなければならない。己の身体を切り刻み血を見てまで金を求める人の欲を、うわさに見て取る人もいるだろう。
 一方ほかの国では腎臓を売っているところさえあるというのに、睾丸などたかが知れているという見解だってありうるかもしれない。
 いずれにしてもこのメモが扱う範囲を越えているような気がする。
 せいぜい理解できたのは、こういうことだ。
 これがホントの血股のうわさ。

ネタ元
Ball of Sale

“うわさ” への4件の返信

  1. 結局・・・。
    このメモの画像はないんっすかぁ?

  2. また URL変わったの?
    ハッスルの次は ロリポップですか?

  3. 申し訳ありません。お試しコースでいろいろやってまして。
    もう一回だけ変わる予定です。

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