世の中にはなんとなく違和感を抱く事柄がある。
院長室のメモもそうだが、つい先日のデジタル大臣の発言もそうだ。
行政手続きにフロッピーディスクなどの記録媒体での提出などを求める規定が約1900条項残っている。”だから”フロッピーディスクなどの使用を撤廃するという。
これは本末転倒ではないだろうか。
取り扱う案件によっては、ほとんどこうした記録媒体は使われず、文書でのやりとりが行われているらしいが、そのことは問題ではない。
問題は、古い記録媒体が残っているからIT化出来ないのではなく、それはIT化できてきていない結果なのだ、という認識の差にある。
もちろん発破をかける意味もあるのだろうが、だったら単にIT化するといえばいいだけのこと。
実際、医療の現場では健康保険証とマイナとの関連で同じような事が起こっている。
紙やカードの健康保険証を廃し、マイナだけで医療機関を受診できるようにしようとお上は考えている。
事態を促進させようと、マイナを作るとき、自身の医療情報をリンクすることに同意すると、なにがしかのポイントがもらえるなどと、人を馬鹿にしたいような施策まで打って出ているのだ。
もちろん院長は飛びつくようにポイントを頂いたが、そのことは問題ではない。
問題は健康保険証があるから医療情報のIT化が出来ないのではなく、それはIT化できてない結果なのだ。
そして厚生労働省は有無を言わさず、そのIT化を進めようとしている。
それはそれで大きな違和感を抱いているのだが、メモが長くなりそうなので、今日のところは that’s IT