インドの眼科医たちがある映画の上映禁止を裁判所に訴え出ている。
角膜移植された主人公が幽霊を見るという内容の映画だ。ヒンズー語の題名は「Naina」。邦題にすれば「眼」になる。
20年間光を失っていた女性が移植で視力を回復する。だが彼女の見たものは角膜の提供者が生前見たり経験したりしたものだった。
この映画を見ることで、角膜の提供者や移植希望者にいらぬ誤解や恐怖を与えるというのが、眼科医たちの主張だ。
ありふれた筋のホラー映画のような気もするけど、そんなことはいっておれない。なにせヒンズー教徒は生まれ変わりを信じていて、なかには角膜を提供すると、次に生まれたときは失明していると信じている人や死んだ後も自分の目が”生き続ける”と考える人もいるくらいなのだ。
教育、宗教、医療にわたるいろんなをはらんだ問題だ。
腎臓や肝臓移植とは違ってとくに目という、人が得る情報の大半を担っている臓器に関係する移植というのも話を複雑にしているのだろう。
でも大きなことを忘れてはないだろうか。
考えてほしい。みんな楽しいことばかり見つめている人生なら、怖いことを見てきた角膜などないのだ。つまりは、こんな映画など存在しない。
みんなつらいことが多すぎるのだ。だからまたそれを思い出すのが怖いのだ。たとえばもし院長の角膜が提供されるようなことがあれば、移植された人なぞ、毎日悲しくて涙で目の前が見えなくなるだろう。
だが思い出して欲しい。楽しいときがきっとあったはずだ。このメモを見て院長をバカにしたことだけでも楽しい思い出じゃないか。
だから眼科の先生たちも、ホラー映画に対抗して映画を作って角膜移植を宣伝するといういうのはどうだろうか。
移植された人には、提供者の美しく楽しい記憶だけが見えるような映画だ。
題して、「アイのメモリー」
ネタ元
Eye doctors see red over spooky movie
院長、どうもお世話になります。
この記事の見出しを読んだだけでも、今日の暑さが吹っ飛んだかも・・
「心頭恐怖すれば、夏もまた涼し」
って感じですね。
まさに「幽霊が出る院長室?」、それでは失神しないうちに帰ります。でも出口が見当たらない!
リングの貞子のようですね・・
どこかの国の副首相も怖いですね…ちょっと話が違うけど。
眼科の進歩は どんなものだろう。あたしは 待ち望んでます。今まで 見えてた人が 見えなくなる事もありますね…。一つ あげれるものなら あげたい。
確か、インドの何処かの地方だったと思うけど。
誰かが亡くなると、どこからともなく医者(らしい人)がやってきて、角膜を持って行くんだとか。
そこの地方では、死んだら角膜を取られるのが当たり前になっているらしい。