石灰化

 別にクンクンと臭いを嗅いでるわけじゃないけど、どうしてもお酒の記事に目がいってしまう。とくにお酒は体にいいという内容のものだと、疲れた時心やさしい旧友から肩を叩かれるような気がしてならない。ということで、こんなニュース


 心臓の病気がない1795人で、どれくらいお酒を飲むかを調べたら、毎日12杯飲んでいる人は血が固まりにくいかどうかの指標になる血管の石灰化が低いということが分かったそうな。
 毎日1杯未満、12杯、2杯を超えて飲む人は、飲まない人に比べてその石灰化がそれぞれ40%、49%、10%低かったという。つまり12杯がちょどいいというわけ。
 そもそも石灰化とはなにか。
 体育の時間、意味もなく100mを走らされたときのことを思い出して欲しい。トコロテンのように次々と数名がスタートラインにつかされる。ふと地面を見ると、目に白線が映る。だれとも競争したくなかった、そう思っていたはずなのに、ドンのかけ声がかかると、いつのまにか全力で走っている。今の欺瞞に満ちた生活はあのとき始まったのだ。
 あるいは、こんなことはなかっただろうか。
 眠くてたまらない午後の授業。黒板にコツコツと当たるチョークの音が心地よい子守唄になったとき、急に音が大きくなる。ふと頭をもたげると、「おい、そこ」とセン公が黒板を強く叩いてこちらをにらんでいる。あれさえなかったら、高校の同窓会で先生の襟首を掴むようなことなどなかったはずだ。
 あの白線も、あのチョークもみな石灰なのだ。
 これでお分かりだろう。地面や黒板だけでなく、血管にも石灰がつくと、ろくなことにならない。放置しておくと、心にも石灰がつきかねない。
 だから毎日飲み続けようと、心を新たにしている。
スタッフ「いつものようにわけが分からないメモです」
院長  「あ、いいの。級友と昔話をしてたようなものだから」
スタッフ「だいたい、心に石灰なんかつくわけないでしょ」
院長  「心が固くなるって意味なの」
スタッフ「…お酒を飲まなくなると、心に柔軟性がなくなるってわけね」
院長  「そうそう。恋もできなくなる」
スタッフ「なるほど」
院長  「そうすると、石灰のなかで愛を叫ばなくてはならなくなる」
スタッフ「…頭も石灰化してますね」

“石灰化” への3件の返信

  1. AAさん 私 携帯から見てるんで AAさんの [こんな]から [うれしい記事はありません]の間が 切れてて 思わず記事にたいしてクレームつけてるのかと(#^O^#) 勘違いに気付き 一人で笑ってしまった♪

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