中国4千年の歴史のなかでもこうしたことは数えるほどしかなかったのではないだろうか。というのは大学の教授が学生たちを前に真っ裸になったのだ。写真はそのときのものである。
ことが起こったのは常州市にある美術学校だ。56才のモウ教授は自らモデルに志願した。そこまではいい。きっと教育熱心なのだろう。だが、教授は学生の前に立つとベルトをはずしズボンとパンツを脱いでしまったのだ。
それだけではない。モデルとして来ていた70代と80代のじいさんばあさん、ならびに若いカップルも学生の前に出て服を脱ぐように指示したという熱の入れようだ。
教授曰く、”身体のパワーを感じ、タブーを破るのだ”
授業の間、学生にも服を脱ぐよう勧めたようだがそれにつられたものがいるかどうかは記事を読んでも定かではない。ただある学生は天井を見つめ、あるものはぎこちなく頭を垂れ、床を見つめていたと記事にあるから、彼の行動はとても学生たちには気に入ってもらえなかったのだと推測される。
事態は新聞にも取り上げられ、関係機関は調査に乗り出しているというから、今から先中国5千年の歴史のなかで語り継がれていくことになるのだろう。
さて新総理も決まり教育問題に大きく手をつけられようとしている今、こうした教授の態度をどう評価すればいいのか、考えておいてもいいだろう。
もちろん彼の行動は度が過ぎていたに違いない。だがタブーを破るという発想はとても大事なことなのだ。
”医者は貧乏ではいけない”というタブーを見事に破り続けているものとしては、そう理解するしかない。
ついでにきちんとした身なりという医師像を破ってみるのもいいかもしれない。普段規則正しい生活をしてないとこんなに見苦しい身体になるぞと、診療中に服を脱ぐのだ。
真っ裸先生と評判になるかもしれないぞ。
スタッフ「まぁ、院長ならOKかもですね」
院長 「そうだろ」
スタッフ「まっ、パーだか、ら先生ですからね、もともと」