仕分け人らの勢いが止まらない。漢方薬を保健適応からはずすというのだ。このままでは中国4000年の歴史も仕分けされ、200年ぐらいまでに削られそうだ。
一体どこからそんな暴論が出てきたのか、不思議でならない。日常診療で好んで使っているわけではないが、その有用性についてはデータはあふれるほどあるのだ。
仕分け人たちがやろうとしていることは分かる。既存のお役所のなかからは変革はできない、いわば外圧でそれをもたらそうというのだろう。
それは、たとえれば鎖国日本のあり方を迫った黒船だ。
浦賀沖に投錨した艦隊は旗艦「サスケハナ」(蒸気外輪フリゲート)、「ミシシッピー」(USS Mississippi 同)、「サラトガ」(USS Saratoga 帆船)、「プリマス」(USS Plymouth 同)の巡洋艦四隻からなっていた。大砲は計100門あり、臨戦態勢をとりながら、勝手に江戸湾の測量などを行い始めた。さらに、アメリカ独立記念日の祝砲や、号令や合図を目的として、湾内で数十発の空砲を発射した。(ウィキペディアより)
「太平の眠りをさます上喜撰 たった四はいで夜も寝られず」の狂歌の元になった事件だが、今は違う。国民は賢くなっているのだ。だからちょっとした外圧には決して屈しないはずだ。
ということで漢方艦砲射撃はやめなさい。
事業仕分け 漢方薬保険外に批判 反対署名4万人超 業界「重要な治療法」11月29日 産経新聞
銀魂 ウィキペディア
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