ヘルメット

bikerstudy

 ヘルメットはもちろん頭を守るものだ。だがそれだけで本当に安全は確保されているのだろうか。
 たとえば怒ったカミさんが手を振り上げたとき頭を守るだけで十分なのか。頬をガードしなくていいのか、脇腹は大丈夫か、弁慶の泣き所はカバーできているか。
 要するに怒り狂ったカミさんが近くに来たら頭の防御だけでは不十分ではないのか。


 この疑問はある研究で明らかにされつつある。英国の研究者がヘルメットの安全性を異色の視点で検証したのだ。(写真参照)
 彼は実際に自転車に乗ってみた。自転車には車との距離を測るためのコンピュータと超音波計測器が備え付けられている。その自転車に乗り、追い越しをかけられる自動車との距離を計測した。その総数は2500台だ。
 彼はそのうち半分をヘルメットをかぶり、半分はかぶらずにいた。するとヘルメットを被ったときの方が車は平均で8.5cm自転車の近くを追い抜いていたのだ。
「きっとヘルメットを被っている方が自転車に乗り慣れているという印象をドライバーに与えているんじゃないかなぁ。実際はそんなデータないんだけど」と研究者はつぶやいている。
 ついでにメモしておくと、ヘルメットの有無とは関係無しに大型車では自動車との距離をさらに縮めている。普通車の場合の自転車との平均距離は1.3mなのに対してトラックでは19cm、バスでは23cmも近かったのだ。
 さらにおもしろいことにロン毛のカツラをつけて女装すると14cm間隔が広がったという。
 さぁどうだろう。ヘルメットは果たしてわれわれを守ってくれるのだろうか。むしろヘルメットをかぶっている姿をさらせばさらすほど、危険は増大しているのではないか。
 とはいえやはり頭を守っているのも事実だ。やはり問題は自動車の側にあるのだろう。研究者の意見を聞いてみたいものだ。
 
研究者「おっしゃる通りです」
院長 「なんといっても自動車は動く凶器ですからね」
研究者「おっしゃる通りです」
院長 「家では動く狂気に注意ってことですね」
研究者「おしゃる通りです」

ネタ元
Wearing A Helmet Puts Cyclists At Risk, Suggests Research

“ヘルメット” への2件の返信

  1. ヘルメットをかぶった上からカツラをつければいい・・ってことですね?
    いや、夜遅く・・そんなかっこうで帰って来たら、カミさんが怒っていなくても殴られるかもしれないなー。

  2. 結局ヘルメットを被っても事故は減るめぇっということなんですかね。

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