フィボナッチ数

 北の金さんの国での話。なんでもクローンウサギを作って食糧難に対処しようとする動きがあるらしい。
あまった国力をあぶなっかしい核なんぞじゃなく、食料の開発に当てるとは、すばらしい発想だよね。これが事実ならぜひどんどん進めていって欲しい。


 で、思い出したこと。このウサギさんにちなんだ数で、フィボナッチ数というのがある。
 ネットで検索するとごまんとヒットするので、その一つをペーストすると、こんなかんじ。
「1月に生まれたばかりのウサギが”1つがい”いるとします。このウサギは1ヶ月おいた3月から毎月1つがいずつの子ウサギを産み続けるとします。
 また新しく生まれたつがいの子ウサギも、1ヶ月おいた次の月から一つがいずつの子ウサギを産み続けるとします。
 その時、毎月のウサギの総数はどうなりますか」
 具体的には 1, 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, 55, 89, 144, 233, 377, 610…ってなことで、こうした前の数を足した数になっていく数のことをフィボナッチ数というのね。.
 でね、前から不思議に思ってたんだけど、ウサギを用いたどの説明にも、”つがいを生んで、そのつがいがまたつがいを生む”というような表現がしてある。でも、これって、兄姉同士を交配させるってことだよね。近親相姦だよね。そんな世の道理に反したことを、平気で文章にしていいんだろうか。ほんと不思議なんだけど。
 まぁそんなことはともかく、ウサギさんのクローンというアイデアも、きっと、どんどん増やすことができるってことにあるんだろうし、うまくいって、おなかを空かしている子供たちがいなくなればいいよね。
金さん「世界にわが国の頭脳指数を示すのだ」
研究者「はぁ」
金さん 「これがうまくいけば、民主主義人参共和国に名前を変えてもいい」
研究者「はぁ」
金さん 「どうした。元気がないぞ」
研究者「それが、だんだんウサギが減っていくんです」
金さん 「どういうことだ」
研究者「研究費がなく、実験がヘボくなってるんです」
金さん「…ヘボなっ指数は、世に見せないでね」

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