エコには気をつけているつもりだ。たとえば冷えたビールがなくなっても、棚に保存してある温いやつを飲むようにしている。それがなくなると、次は冷や酒だ。
だがこんなエコではとても追いつけない状況に今の地球はあるようだ。あと1°C温度が上がるだけで地球の様相が様変わりするかもしれないという記事があった。
NASAの研究者たちは1982年から衛星を使って地表温度を測定している。その研究で、ここ30年間10年ごとに平均0.2°C温度が上昇していることが分かった。とりわけ北半球のシベリアや北アメリカの森林地域ではその傾向がはげしい。覆っていた雪が溶け、むき出しになった土壌がさらに温度を上げているからだ。
地球の温度はここ1000年のどの時期よりも温かく、百万年間でもっとも高い時期の温度と比べてわずかに1°以内の低さにあるという。その影響で北極の氷は過去2年で14%も縮小している。シベリアでは1970年以来2°上昇し、その上昇は地球の平均的な温度上昇の3倍に達している。
それだけではない。シベリアやアラスカでは春の到来が早くなってきている。その影響で活動を早めた虫たちが森林を食い尽くそうとしている。その森林破壊が土壌の草木の破壊を押し進め、その結果として凍土が溶けるのを早めることになるという。
冷や酒の次は焼酎の水割り、という具合に一度始まった事態の連鎖はさらに続く。
凍土が溶けることでそれまで閉じこめられていたメタンガスが放出されることになり、さらにそれが温暖化に手を貸すことになるのだ。
過去百万年前から始まった間氷期の温度変化のなかに地球の温度があり続けるなら、こうした連鎖は最小のものになるかもしれないという。だが、それを越えると加速度的な変化がもたらされるだろうと研究者は警告を発している。
その温度は残りわずか1°だ。あと1°上昇すると今までの地球ではなくなるのだ。
まだまだいろんな環境破壊の実態がネタ元には述べられているが、これだけでも状況の把握には十分過ぎるほどだろう。
ということでなにがなんでも1°以内を守らなければならない。最初から温かいビールでもいい覚悟でことに臨まなければならない。
いやそれでも温暖化は進んではいる。これから先1°も上げないぞという腹づもりがないと人類の未来はないのだ。
そもそも自然を甘く見過ぎた。冷え過ぎたビールを飲み過ぎたのだ。もう少し自然に対し謙虚になろうではないか。
そこで提案がある。
1°の危険性を訴え、かつ上昇を0°に押さえることを世に訴えようではないか。そして自然を敬う気持ちを人類にもう一度思い出させるのだ。
スローガンはこうだ。
1°ー、レイ。
地球温暖化は来る所まできたようです。
あとは破滅のスイッチを入れるだけです。
スイッチのON・OFFを決めるのは関西人です。
OFFだっか?ONだんか?
なぜだか、関西弁ってダジャレにしやすいんですよね。
なぜでシャローンストン。