隣人がなにをしていようと構わないなどという風潮が当たり前のこととしてまかり通っているようだが、気に入らない。知らない人であれ近くにいる人たちのことを気にするのは人として当たり前のことではないだろうか。
だから大学生のころはアパートの隣人の動向を壁に耳を当てて探っていた。とりわけ夜は当たり前の風潮に力を入れて反対していた。それも男女の声がかすかに聞こえるときには、当たり前のことだが当たり前の風潮に大反対していた。
こんな院長の意見にどれだけの人が賛同してくれるか心配だったが、少なくとも米軍は賛成のようだ。
というのはこんな記事があったのだ。題して”Military Sensor Hears Through Walls”、つまり”軍の感知器は壁を通して聞く”というものだ。
この感知器は約600gほどのハンディなものにも関わらず相当にすぐれものである。なぜなら30cmのコンクリートの壁の向こうの音を感知できるからだ。壁の向こう、15m以上離れていても寝息のようなかすかな音も感知できるという。
今春イラクで実戦配置される予定でこれでビルに突入する際の米軍の軍事行動も少し変わるだろうとネタ元で述べられている。
こうした機器が学生のころ手に入れることができていれば大反対などしなかっただろう。この感知器を壁の近くに置いてごくごく自然に反対したに違いない。
とはいえよく考えてみると学生院長が使えたなら隣人も当然使っていたことになる。ということは学生院長が人生を考えながらコップに酒を満たす音を隣人は静かに聞いていたはずだ。
だが学生院長の部屋に置いてある感知器が隣人のそんな行動をやがて感知する。もちろんこんなことは抗議の対象以外のなにものでもない。きっと頭にきた学生院長は壁の向こうで男女の声が聞こえ始めるのを待って隣室に殴り込んでいただろう。
こういろいろ考えてるとこうした機器が簡単に使用できるというのはやはり戦場ならではのことではないだろうか。
そういえばこんな昔の人の言葉もある。
壁にミリタリ、障子に目あり。
マンション暮らしを脱出してようやく安心して大声が出せるようになりました(*^-^*)
障子にメアリーってのは どう? 女性兵士
ごぶさただから
こうした機器があっても隣人はテレビの音しか拾わないだろうな
お二人ともなにか勘違いをされています。男女が真剣に人生について語っているだけなのに、ナニかと勘違いされています。
障子にメアリー、いつか使わさせていただきます。