光合成

光合成を利用した電池が考案されているという。
とはいえ、光合成を知らない人には、その説明が必要だろう。
 まず大事なことは、小さいときのお祭りの見せ物小屋を思い出すことだ。
 小屋の上にかけられたおどろおどろしい看板とは裏腹に、なかに入ると拍子抜けする飾り人形が置かれていた記憶を呼び覚ますことだ。そうすれば、いま、このメモに「光合成を知らない人に、その説明をしよう」という看板がかけられていることの意味が理解できるはずだ。


 さて、光合成とは、一言でいえば、植物が太陽光線からエネルギーを取り出し、炭水化物を作り出す過程だ。残念なことに、明確な二言目はない。
 そもそもこの過程、複雑で理解するにはかなりめんどう。それでもなんとかやってみよう。
 このメトロ地下鉄の図を見て欲しい。これをそらんじることが出来る人は、ごく少ないだろう。だから覚えられなくても心配ない。だがじっと見てると、とても簡単な線で作られていることが分かる。
 環状線とそれにつながる地下鉄線で、光合成も一緒だ。太陽光線からのエネルギーを取り出すのが地下鉄線で、そのエネルギーを使って二酸化炭素と水から炭水化物を作るのが、環状線というわけだ。
 だからなんだといわれても困る。見せ物小屋の蛇女とは、そんなもんだ。それを見て、だからなんだと文句をいっても始まらない。
 で、この線のどこかに、問題の電池のヒントがあるんだけど、こんなに複雑だと、どこの駅においしい立ち食いうどん屋があるのか分からないのと一緒で、メモしてる本人も分からない。もちろん知ってる人は知ってるんだろうけど、安っぽい見せ物小屋にはそんな人はいるわけない。
 ただ思うのは、こうした沿線で生活してる人は、きっととてもうるさいんじゃないのかなぁってこと。
 環状線からの電車は来るは、地下鉄の地響きが伝わるは、交互の騒音に悩まされてるんだろう。
 だから住人は頭に来て、こう叫んでるんじゃなかろうか。
 光合成もいいけど、交互、ウッセー。
 明確な二言目は、これぐらいだということは、とても残念ではある。

“光合成” への3件の返信

  1. まずは、トラックバックありがとうございます。
    ニュース読んでて、単純に「へぇ~。」と思って
    ブログに書いてみたのですが、仕組みはわからず。
    院長、電池のヒントってなんでしょう?
    光合成から得られるエネルギーがそれほど
    実用的には思えないんですけど。。。
    どうなんでしょう?
    明確な二言目(>y<) ぶっ!?です。{/good/}
    また遊びにきますね。

  2. 最初の”明反応”で、太陽エネルギーを電気エネルギーに変換してるでしょうね。
    理屈の上では、太陽電池の半導体がほうれん草のタンパク質になったんじゃないかと思うんですけど、詳細は不明…というか理解不能、です。

  3. まだまだ先のことなんでしょうね。
    思いつきで研究を始めたような気すらしてきました。(笑)
    ただ、思いついたということだけでも賞賛に値するかな
    と思うんですけどね。

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