タブレット

 医療の現場で出される薬の形状には粉状のものや液体などいくつかのものがある。だがなんといっても一番多いのは固形の錠剤だろう。
 不思議なのは、手錠や錠前と同じ”錠”の字がなぜ薬の形状に付くのかということだ。
 鍵の付いた部屋に置かねばならない薬のことをいうのだろうか。あるいは手錠や錠前をかけてでも患者を連れてこようかという院長の密かな願望を見透かした言葉なのだろうか。宍戸錠に聞けば教えてくれるのだろうか。謎だらけだ。


 医学界をゆるがすことになるかもしれないこの疑問はさておき、水素が錠剤、つまりタブレットになったという記事があった。
 デンマークの研究者たちが開発したもので、文字通りポケットに入れて水素を運べるのだ。タブレットのなかにはアンモニアが効率よく納められている。アンモニアというのは窒素と水素でできていて、必要なときに水素だけを取り出すことができるという。
 もちろん燃料としての利用が考えられている。
 たとえば水素で自動車を600km運転しようと思うと、通常の水素の状態だと車9台分の大きさの容器が必要だが、タブレットにすると通常のタンクで間に合う。
 化石燃料からの脱却という点でもとても意味があるとネタ元には紹介してある。
 なるほど、すばらしい研究のようだ。ついでにこのタブレットでこのマンネリ化した日常生活からの脱却ができないものだろうか。
 飲むと水素が出てなにか、体内で日常を破る変化が起こらないだろうか。
 しばらく考えたが、結論は出なかった。
 ただ不満だらけのカミさんのことを思うと、なんとかしてあげたい。
 さらに考え続けた。そうだ。もしタブレットが手に入れば、ぜひカミさんに飲んでみるよう勧めてみよう。
 きっとマンネリ化した生活からの脱却ができるに違いない。もちろんこちらが、である。

今日はそのカミさんのイベントごとで時間がなく、いつものようにまとまらない、あせりメモとなってしまいました。すんまスん。
ネタ元
Danish Researchers Reveal New Hydrogen Storage Technology

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