アメンボ

アメンボの記事があった。水の上をスイスイと進むあの昆虫だ。その愛らしい姿に魅入られ、小さい頃浅い水路のなかを追っかけて回したのをなつかしく思い出した。早速読んでみようとしたのだが、そもそもなぜアメンボという名前だったのかという疑問がふと頭をよぎった。


 細い綿棒のような足を持っているから”a 綿棒”だったかな、などと水路より深い考えをめぐらせたが、幼い頃は綿棒のような使い捨て商品はなかったはずだ。
 ということでググってみると、「体が飴のようなにおいがするから」とある。そんなにおいがしてたっけ?と疑問を抱きつつも相手はgoogle、そうなんだと素直に納得しながら記事に目を通してみた。
 タイで50種の新しい昆虫が見つかったのだが、そのうちのアメンボと同じ科に属する6種類の水生昆虫が小魚を食べるほど凶暴だという。彼らの凶暴ぶりはこうだ。
 狙った相手にまず一刺しを与える。”スズメバチよりずっとっずと強烈だ”とは研究者の言葉だ。
 相手がそれでしびれ上がっているときにストローのようなものを使って相手の体に毒素を注入する。それによって相手の体はやがてドロドロになっていく。そしてそれをジュースのように飲むのだという。
 なんということだ。昔一緒に遊んだアメンボにそんな恐ろしい仲間がいたのか。人に対しては痛みだけでそれ以上の危害は加えないということだが、追っかけられたことを根にもって仲間を呼び寄せるようなことはないか、心配だ。
 だがそんな彼らも環境破壊の影響で絶滅に追いやられる可能性があるという。
 冷静に考えると彼らも必死で生きているのだ。医療費削減のなかでこちらも絶滅危惧種だ。必死で生きている同じ仲間じゃないか。もし機会があれば一度鉄線入りの手袋で触ってみたいものだ。
 
 そっと凶暴なアメンボを手に乗せる。きっと手袋を刺そうとしてもがくだろう。だが無駄なことだ。今の医療情勢のなかでもがく開業医そのものだ。そんな彼らをやさしく見守りたい。



ネタ元
Ferocious Insects Devour Fish

“アメンボ” への3件の返信

  1. 暖かくなって虫たちが出てきましたね!アメンボは飴の味はしない気がします。。。しかしながらオケラは最近見ないですね!うちのメダカたちは卵を生み出しそうです!!

  2. ひさしぶりに風邪をひきました。
    病院にも行きましたが、効果があったのかわかりません。
    このブログを読んでた方がよかったかもしれません。

  3. あすかのふるさん>
    そういえば最近カラオケには行ってません。
    tamakitiさん>
    わたしも風邪を引いたとき病院に行った方がいいかどうか迷います。

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