歯の調子が悪いため柔らかいものをカミさんに要求したら、毎日食卓に麺類が並び始めた。もともと麺類が好きだから最初はうれしかったものの、来る日も来る日も麺が続くと、いくらイケメンとはいえ麺を見るのもいやになってくる。だがこちらから言い出したことだ。少しでも残そうものなら、カミさんの鋭い視線がつき刺さるので、無理に喉に押し込んでいる。
中国で4000年前の麺が見つかったというニュースが流れたのは、そんなときだった。
考古学の調査で発掘中、地下3mのところで50センチほどの長さの麺が見つかった。このニュースは科学者たちにとって興味を惹くらしく、いくつかの科学系サイトで報じられている。
われわれも科学者の興奮を感じながらこのニュースを論じてみよう。
まずその興味の対象は、麺の発祥はどこかということだ。博多ラーメンの発祥が博多ぐらいは知っていたが、なるほど麺そのものがどこで生まれたかまで気が回らなかった。
いままでは中国、あるいはイタリア説があったがいずれも文献に出てくるだけで、その確証はなかったという。
今回の発見で中国説が俄然有利になったわけだ。発掘された場所は中国の西の方にある地区だという。
これは憶測だが、そこから南の地方に一度渡り、そこのリーさんがイタリアにもたらしたのではないだろうか。
ナポリタンは南方リーたんが訛ったものではないだろうか。
科学者が興味を寄せるもう一つの点は、この麺がどういう成分でできているか、ということだ。
分析したところ、二種類のキビから成っているということが分かったという。一つはつなぎに必要な成分らしいと、ネタ元に結構くわしめに述べられている。
思うに写真にある長いものを最初見つけた人は、それがなにかすぐに想像できたのだろうか。そもそも食物かどうか分からないし、長目のミミズの可能性だってある。触ろうとしなかったかもしれない。だから成分分析をしてはじめて麺であると確認し興奮したのじゃないだろうか。それと分かったとき、”アー、麺”と胸の前で十字を切ったかもしれない。
ネタ元には述べられているのは以上のようなことだ。
だが一つ重要なことを科学者は見逃している。なぜそこに麺があるのか。発見された状況は説明によると、右にあるどんぶりが左の上に乗かっていてそれを取ると出てきたということらしい。
なぜそんなところにあるのか、不思議ではないか。
これは憶測だが、4000年前、歯の悪い人がその場にいたのではないだろうかと思う。
そして食べていると見せかけて、ほかのどんぶりのなかにこっそり入れ込んだのではないだろうか。確証はないが実感はある。
ネタ元
4,000-Year-Old Noodles Found in China
歯の調子が悪いのは辛いですね。
麺~~~パスタならいいな~。
一ヶ月位いけそうです。
そんな、私も歯医者さんに行かなきゃ!!
今回も泣かずにいられるか心配。
かなり不自由してます。