たとえば寝たきりのおじいちゃんが走り出したとしたら、人はどう思うだろう。愛し合っていたおばあちゃんだったら、きっと喜ぶに違いない。憎しみあっていたおばあちゃんだったら、走っていくじいさんが戻ってこないことを願うかもしれない。
じゃあ、こうもりが走り出したら、どうだろう。それもただのこうもりじゃない。吸血こうもりだ。
吸血こうもりをご存じない方に簡単に説明しよう。こうもりの仲間で血を吸うのだ。残念ながら自力での解説はここで力つきてしまう。
ということでネタ元の紹介をしてみようかと。
北メキシコからアルゼンチン、チリに生息するこうもりで、生き物の血を吸う。吸うという表現はちょっと違うかもしれない。血管をかみ切って血をペロペロなめるのだ。馬、豚、鳥なんかを襲うんだけど、大好物は牛。大きさは人の親指ぐらいだ。
どうも牛に近づくのに走るのが便利で、かつペロペロやってる最中に牛が動いたりするときにも、この走りが役立ってるんじゃないかというのが科学者の推測だけど、まだよく分からない。進化の過程ですでに捨て去ったと考えられていた”走る”という行為、夜の行動が主 だから、いままで気づかれなかったけど、その持つ意味をめぐって、まだまだ研究が続くらしい。
ちなみにトレッドミルを使った実験では、1.2m/秒の速さでこんな風に走る。
院長 「この研究には重大な意味があると思う」
スタッフ「というと」
院長 「悪いことをしてはいけないということだ」
スタッフ「というと」
院長 「先日も、許可無くコンビニからビールを買ったのがばれた」
スタッフ「だから?」
院長 「悪いことをすると、足がつくという話だ」
でもまぁ、吸血こうもりさんにはなんの憎みもないけど、街で走るの見かけたら、やっぱり戻ってきて欲しくないような気がする。
ネタ元
Yikes! Vampire Bats Can Run, Too
コンビニでなく安売りの店で買いましょう
夕方 鳥ではない飛び方 ( ちょうちょに似た)をしてるの あれコウモリですよね。
前に家の中に 入って来ましたよ
コウモリが走るとはね。
走り方はりっぱな獣走りですね。
走る時も超音波を使っているのかな?