仮にここに10万円があるとする。それを税金に払うか、もしくはチャリティで寄付するか、どちらか選択するよう迫られたら、あなたならどうするだろうか。もちろん”仮に”だから税金の方を選んだからといって現実の納税額が減るわけではない。
一方は強制的な支払いであり、片方は自分の心を満足させる行為である。
きっと多くの人が寄付を選ぶだろう。
だがこの二つの行為はひょっとしたら同じことかもしれないという記事があった。
脳のなかに側座核という神経細胞が集まった場所がある。そこは人や動物で報酬が手にはいると興奮する場所だ。
米国の研究者が被験者に税金と寄付に相当するような金のやりとりを設定し、そのときの側座核の活動を調べるとともに活発になっていたという。
つまり納税も寄付も同じ自分の心の満足を得る行為だという、まるで税務署の宣伝かと思われるような結果が出たのだ。
でもよく考えてみるとなぜ納税がいやがられるのだろうか。
そういえばネタ元でも研究者は側座核が税金のときも活動していたことに”驚いた”という表現が用いられていた。どこの世界でも納税は嫌なことらしい。
でもそれではいけない。納税が嫌われるのはきっと悪魔かなにかが人々をたぶらかした結果なのだ。
たとえ納税の通知に不満があっても自分を満足させるためにその不満は押さえなくてはいけない。
たとえ通知に示された額にバカ野郎と怒鳴りたくても、寄付をするのと同じ気持ちで喜んで差し出さねばならないのだ。
そうだ、これから心を入れ替えよう。
今度納めにいくときには、「心バカしのものですが」と差し出したい。
ネタ元
Scientists find similar brain areas are involved in paying taxes and donating to charity
だはは、そっちかい?
税金と脳のレントゲン写真で・・
てっきり・・脳税・・かと思いました。
大きさに比例する脳税だったらごくわずかの支払いで済むような気がします。