炭坑節

 NASAが月に爆弾を落とすことになった。科学者たちは月に水がないか探し続けているが、どうも見あたらない。そこで日の当たらない月の南極ならあるのでは?とそこに爆弾をぶつけて飛び散る塵芥を分析してみようということになったらしい。


 まず爆弾をつんだロケットを発射し地球の周りをぐるぐる回りながら月の南極に当てるためのタイミングを計る。しかるべきときが来たら爆弾を発射させ、ロケット自らもそれを追っかける。そして爆弾がぶつかったあとの粉塵のデータを測定しながら自らも月に激突する。
 激突する前の最後の4分間が勝負だという。 
 この記事を見て、ふと炭坑節を思い出した。
「月が出た出た 月が出た  三池炭鉱の上に出た 
 あんまり煙突が高いので  さぞやお月さん煙たかろ  さのよいよい」
 生まれ育ったところからほど近い街で生まれた歌だからだろう、校歌や童謡なんてものは忘れてもこの歌詞は忘れられない。ちょっとした余興では定番の踊りの曲でもあった。
 お月さんは、今から煙いことをほんとうにやられるわけだ。
 
 一瞬のことだろうけど、鉄砲玉の2倍の速さでぶつけられるというから、月もさぞかし痛いことだろう。NASAはそんなお月さんの気持ちも考えず、ほんの数分の間に出てくるデータ集めに奔走する。
 
 うまくいけばNASAの人たち、月がデータ、データって小躍りするのかしらね。

ネタ元
NASA’s mission to bomb the Moon

“炭坑節” への1件の返信

  1. ぎゃはははーーーっ!!
    うむむk~炭坑節の歌詞には深い意味があったんですね~。

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