1歳半を過ぎた双子の子供らの生活リズムに合わせているせいか、最近どうも体内時計が狂っているような気がする。ほんの数ヶ月前までは日にちが変わっても目が覚めていたのが、TVのゴールデンの番組が終わることにはもう眠たくなり床につく。それに併せてニワトリさんたちが起きる数時間前には目が覚めている始末だ。
そんなとき日内リズムの狂いが記憶力を落とす原因になるという記事に出会ったから、少々長かろうが目を通さずにはいられない。
米国の研究者らが明らかにしたものだ。
彼らは脳内にあるGABAという物質に目を付けた。
脳内の神経はお互いに興奮を伝えたり、逆に興奮を抑えたりしながらネットワークを形成している。その抑え役として立ち回るのがGABAだ。
70年代にはすでに日内リズムが記憶に関連していることが人や動物で明らかになっていたのだが、今回、研究者らはこう仮説を立てた。
日内リズムが正常なうちは増えたり減ったりしているGABAが、日内リズムが狂うと慢性的に出続ける状態になっているのではないか。だとすると記憶を担う場所も過剰に抑えられてしまい正常な記憶ができなくなるのではないか、と。
もしそうだとするとGABAの働きを抑えれば記憶する機能が回復するわけだ。
それを確かめるためハムスターを使った実験を行った。
ハムスターの日内リズムを狂わせるのはカップラーメンを作るよりは複雑だが、意外と簡単なようだ。夜2時間ほど光を当て、翌日通常の日光の動きを3時間遅れで当てればおしまいだという。
記憶力のテストは60cm四方の箱のふたつの角にものを置いて、それを覚えているかどうかで判断する。やり方はこんな感じだ。
最初同じものが置いてある。箱のなかに日内リズムが正常なハムスターを入れるとハムスターは角のものを確認するために近づくのだが、それぞれの”調査”に掛ける時間はほぼ一緒だった。
次に角のひとつを違うものに変えてハムスターを入れると、ふたたびそれぞれを確認するのだが、最初置いてあったものに掛ける時間はずっと少なく、一方新しく置かれたものに掛ける時間はそれの2倍近くだったという。前に置かれていたものを覚えていてその”確認”に掛ける時間は少なくてすんだというわけだ。
ところが日内リズムが壊されたハムスターは2回目のときも最初と同じようにそれぞれに時間を掛けるという結果が出た。すなわちこのハムスターは前に置いてあったものを覚えていないということになる。
このハムスターにGABAの働きを妨げる薬をやると、また記憶力が戻ったというのがネタ元の内容だ。
ということは近頃の院長の脳のなかはGABAで満たされているということか。
物忘れの薬として今後開発される可能性もあるようだが、まだまだ先のことのようだ。日内リズムが狂ったまま、院長はさらにボケていくのだろうか。
いや、それでは双子の子供たちがあまりに不憫だ。
日内リズムがなんだ。そんなのが狂ったって記憶力が落ちるほどヤワな頭ではない。なんのために毎日ビールで鍛えているのか。
そうだ。この研究者に日内リズムが狂ってもボケてない症例があることを院長自らの身体でもって示してやろう。
すごいと感じた研究者はすぐに論文に仕立て上げるに違いない。
ついでにボケてない証拠に、その論文の題を考えて差しあげようではないか。
ネタ元
Circadian Clock May Be Critical For Remembering What You Learn, Researchers Say
双子ちゃん かわいいですよね
まだ小さいんだから ボケないで長生きしてください
チョコレートの食べすぎに要注意?
ボケた院長に診察されるボケた患者さんいたら不憫でなりませぬ。
うめさん>
ボケないようにすることは、一種のボーケんです。
tamakitiさん>
不憫の憫って憫憫にむずかしい漢字ですよね。