若いころには考え事をたくさんしていた。夢でも考えていたほどだ。いいアイデアが出たときはそのまま起きて考え続けることもあった。だから寝起きはいい方だといえるだろう。
脳の活動電位が日に2、3発しか出なくなった今でも、起きたらすぐ行動に移るという若いころの習性が残っている。たとえば目覚めたとたん、夢の続きを見るためあっというまに二度寝に入ることも可能だ。
でもよく考えるとそもそも人は目覚めてからどれくらいで頭がはっきりするのだろうか。
実はそうしたデータがなかったのだ。ということでコロラド大学の研究者たちが腰を上げた。
被験者に8時間睡眠させ、起きた直後から2桁の数字の足し算を行わせるという実験をやってみたのだ。すると起床して3分以内が一番ボーとしていることが分かった。それも24時間徹夜したときにやったものと比べても悪い。それどころかビールを3,4杯飲んだときよりも悪かった。こうしたボーとした状態は10分以内には消えていたという。
長距離トラック運転手の仮眠、夜間急に起こされて仕事を始めなければならない消防士や医療スタッフの睡眠もどうあるべきか考えなくちゃね、ってなことがネタ元で述べられている。
寝起きのいいものとしては、普通の人がボーとする時間はそんなものかと変に感心してしまった。なぜ個人差があるのだろう。脳の前頭葉というところの働きが目覚めてもさっと機能しないということらしいのだが、それから先のことが解明がなされていない。
実はその理由を昨日から考えているのだが、今朝起きたときふと思いつくことがあったのだ。こうした研究の続きとなるきわめて重要なことだ。
院長 「ということで分かりました」
研究者「はい?」
院長 「研究の続きが分かったのです」
研究者「はぁ」
院長 「続きを知っているのです」
研究者「分かりました」
院長 「理解してもらえました?」
研究者「You may know 続き」
院長 「…ユーメーノ続き…」
ネタ元
Grogginess On Awakening More Debilitating Than Sleep Deprivation