なぜカミさんの顔色をうかがいながら生きて行かねばならないのか、それと同程度に深い洞察が必要な疑問がある。
なぜ土の色は茶色なのか、という疑問だ。
これに正しく答えられる人はどれほどいるのだろう。カミさんの顔をうかがわなくとも生きていける人が少ないのと同様、答えられる人は多くないに違いない。
ヒントは炭素だ。
もう少し詳しくメモしてみる。
草木が枯れ土に返ると、それを微生物が分解する。植物の構成物質である炭素は一部は微生物の身体の中に取り入れられるものの、多くは地中に残る。さらに炭素を取り込んだ微生物もやがて死に、その炭素は再び土壌に残ることになる。
ネタ元を読むと、こうした微生物の”食べ残し”である炭素が何千年もつもりにつもった結果、土は茶色になる、ということらしい。
この手の豆チキシは夜の街では重要なアイテムとなるのだ。でさっそく今度カウンターのなかのおねえさんを想定し練習したのだが、ちょっと気づくことがあった。カミさんの顔をうかがいながら生きてきたものならではの気配りの疑問といえよう。
なぜ炭素が茶色なのだろうか、ということだ。そもそも炭素には色があるのか。答えを準備しておかないと、おねえさんに聞かれたときすぐにメッキがはがれてしまうことになる。
炭素の塊とはたとえばダイヤモンドだ。炭だって炭素の塊のはずだ。
昔、スーパーマンが炭を握りしめてダイヤモンドに変えていた映像を覚えている。あのシーンさえ観なければ、もっと勤労意欲に富んだ大人になっていたような気がするが、なにはともあれ、あのシーンは炭とダイヤモンドが親戚なのを証明している。
でも二つとも土にはほど遠い色だ。いいところまでいったような気がしたが、かくして賢者の思考は、また振り出しに戻ってしまった。
よく分からないままこの豆チキシを披露するしかないのだろうか。
院長 「とはいえ仮説がある」
おねえさん「どんな?」
院長 「炭素の色だろ」
おねえさん「で?」
院長 「スミ素の色」
おねえさん「で?」
院長 「酢味噌の色に近いんじゃないだろうか」
おねえさん「…カミさんの顔色もよく読めてないでしょ」
院長 「はい」
なるほど、
土の色がどうして茶色なのか・・・。
白っぽいのもありますよね。
レンガ色なのもあったり。
でもあくまでも茶系。
青や紫だと気持ち悪いし、
土の色が今と違うと、
空や木の色も見直さないとなりません。
ダイヤのように透明だったら
shoeは高所恐怖症なので地に足付けて歩けません。
もしダイヤだったら、足が地につきませんね。