夜の「10秒」朝は「9秒」に感じられるというニュースが。
10秒を被験者に測定させると、 「午前7時には、平均12.3秒だった『10秒』は、時間とともに徐々に短くなって、午後9時には平均11.3秒になり、約1割の差が生じた」という。つまり「夜の『10秒』」は朝では『9秒』」に感じられる計算になる」というんだけど。
確かに11.3割る12.3は0.91で、約1割、11.3の方が小さい。だから「10秒が9秒に」というのは、おおよそいいんだろうけど、なんとなく気になる。
割合というのは、おかしな感覚を与えることがあるよね。
たとえば、ある街の車の半分はキャデラックだとか聞くと、ウヒョーお金持ちの街なのねという印象を持つ人が多いんじゃなかろうか。でも、一人を除いてみなさん貧乏で、そのお金持ちの車がキャデラック、かろうじて一台、ほかに車を所有してる人がいる、という状況だってあるかもしれないし。
それとか今までの薬より2倍も効く薬が開発されたといっても、いままで効果を認めたのが100人に一人だったのが、新薬で二人になったのが実状だとすると、なんとなく最初に喜んだのは損だったなぁって気がする。
もちろんどちらともその割合は真実なんだけど、数字から受ける印象とはなんとなく違うようなカンジがするんだよなぁ。
スタッフ「夜の時間感覚が遅くなるって、院長みてると、当たってる」
院長 「どういうこと?」
スタッフ「院長、最近、夜起きてるのが長くなってるでしょ」
院長 「まぁ、なんとなく」
スタッフ「昼夜、逆転気味」
院長 「まぁ、なんとなく」
スタッフ「で、徐々に日にちの感覚が長くなり、みんなが夏を迎える頃に、春がくる」
院長 「まぁ、なんとなく…って、それってボケてるってこと?」
スタッフ「まぁ、なんとなく」
そこの記事にもあるように、当たり前のことだけど、朝と夜、早く感じられたり遅く感じられたりを繰り返しているようで、夜の感覚は決して長くなったままじゃありませんので、あしからず。
それと、ここでのデータは、10秒間を計測したときの誤差をみただけなので、夜の10秒は朝の何秒になるかという質問には答えられないと思うのね。
だって朝夜、どちらもイチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、ナナあたりまでは正確に計れていて、それからだんだん朝の方が、ハ-ーチ、クーー-って具合に夜より数え方が遅くなっていることだってあるわけだからね。
記事書いた人、気づいてたかもしれないけど、ちょっと気になったんで。