サルは人の目を盗んでモノを盗る。テレビなどで民家を荒らすサルがキョロキョロしてるのを見れば理解できる。
でもサルは相手の目をどこまで理解してるのかというのが分からないらしい。
というのは、研究者がサルに面と向かって、エサが隠くされている場所を目で合図しても、一向に理解できないのだ。一方、研究者がエサを持っていると、目を気にし出し、ついには目を盗んでエサを取ってしまう。
具体的な話をしよう。サルが人の目をどう判断するのかを調べるために、研究者が足にエサをつけて2通りの仕方でサルに近づた。
一つは前に立つ。もう一つは後ろに立つ。すると多くのサルは、人がサルの後ろに立ったときに、エサを奪ってしまう。
それだけではない。面と向かったときにエサを奪うサルも、人が目を隠すと奪うのが多くなり、口を隠すと奪わなくなったという。
つまり人がエサを持っていれば、人の目を気にしているけど、持ってないと気にならないということが分かった。
ネタ元を読んで、ハッとした。自分はサルと一緒なんだろうか。というのは、診療中は必ず患者の目を見るようにしているからだ。それだけではない。目はもちろんのこと、顔色、声色、挙動、臭い、患者から得られる情報をすべて得ようと、面と向かって診療している。
エサではないけど、気が惹かれるという点では同じ意味の、病気を持っている人の目を気にしてるわけだ。
でも患者じゃない人と対面するときは違う。あまり目を見てないような気がする。例えクリニックに通院する患者であっても、街で会ったりしても、誰だったかなと思う程度だ。
そういう意味ではおサルさんと一緒かもしれない。でも、患者に対する姿勢という点では、すばらしいんじゃないかと、改めて自分を誉めている。
スタッフ「じゃあ、”おサルさんクリニック”でも名前を変えればいいんじゃないですか」
院長 「そういう話じゃない」
スタッフ「だいたい患者の様子をうかがうのは違う意味でしょ」
院長 「というと?」
スタッフ「院長の顔色、声色、挙動、臭い、が気づかれてないかどうかを確認してるんでしょ」
院長 「…」
スタッフ「とくに、二日酔いの日」
そういう日は、とくに人の目に注意してます。
ネタ元
Rhesus Monkeys Can Assess The Visual Perspective Of Others When Competing For Food
目をみて話さない人は、面接不合格ですな
町で患者さんやその家族にあった時って、何だか気恥ずかしいような気がする。時には誰なのか分からないこともあるよね。
目を見て話すのは 意識すると恥ずかしいですね。
普通にしゃべってる時は いいけど(U_U;)
苦手~