森田真生さんの「計算する生命」を読んだ。いつものようにとても難解な本だ。あと残りのページまでどれくらいあるのか、毎回計算しながら読む院長みたいな生命体の話ではなかったが、ナントカ読み終えた。数学の歴史と概念の変遷についての本だったような気がするがはっきりしない。
それでもそのエッセンスをいつかメモしたいと思わせる本だったが、それとは別にルンバがロボット工学の最先端を担っているとの記載があったので触れたい。
あのお掃除ロボットのルンバだ。我が家にも1台あるが、いままで正直、よくできた大学生の夏休みの宿題ぐらいにしか見当を付けていなかった。
ところがところがとんでもない代物らしい。
いつものように大いな勘違いがあるメモかもしれないが、あえてメモする。
進化し続けたAIと、いくら蹴飛ばしても倒れない「Big Dog」(この例は本には出てこない)のようなロボットをいくら組み合わせても人間のようなロボットはできないというのだ。
そのようなロボットの実現には数学上の新しい概念が必要だという。そのためにルンバの生みの親、ブルックスはルンバの開発を含め悪戦苦闘している。
たぶんこんなことが述べられていると思う。
いつものように自信などない。こんな本を確たる言葉で紹介できるなら医者などやっていないだろう。
ただ間違いなくいえるのことがある。それは、院長の見当とはかけ離れたルンバだったということだ。
おそるべし、院長の、見当無視のルンバ。