お手軽な値段でかつ高画質、そしてこれがきわめて重要なことなのだが、べらぼうに印刷が速いプリンターが計画されている。その速さはなんと一分間に1000枚の紙を吐き出すのだ。今の印刷機が最大50枚程度なのと比較すると桁違いだ。
このプリンターはたとえば新聞や雑誌、あるいは本の自販機化にもつながるかもしれないという。
「空港でそんな自販機があるのを想像してごらんよ。空の旅に備え自販機で本を選べるんだ。クレジットカードを入れると1分もしないうちにプリンターからできたてホヤホヤの本が出てくるんだから」
開発しているイスラエルの研究者はそう語る。
なるほどすばらしいプリンターだ。北の金さんがこの技術を手にいれればあっという間にビルゲーツの財産を凌ぐだろう。
でもちょっと待ってほしい。
今はペイパーレスの時代ではなかったのか。紙を再び情報の場に呼び戻すことは地球の資源を無駄に使ってしまうことにはならないのか。
そこで提案がある。自販機から出てくる本に、これは時代に逆流するような行為だと注意を喚起するような名前をつけるというのはどうだろう。
研究者「具体的には?」
院長 「時代がバックするんです」
研究者「それで?」
院長 「ペーパーバックと呼ぶのはどうでしょうか」
研究者「なるほど。すばらしい」
北の金さん・・って言うと・・なんだか遠山の金さんみたいで、ちょっと可笑しい。(笑)
スケさん、核さん、ってのもちょっと可笑しいですね。