鼻は高い方だ。雪化粧した山の頂を見ると鼻先にも雪が積もってないか心配になるほどだ。そこで寄り目で鼻先を見てると、周囲のものからそんな低い鼻でも見えるのかと不審な顔をされる。
院長の鼻は伸び縮みでもしているとでもいうのだろうか。これじゃまるでピノキオの鼻じゃないか。
まぁ冷静に考えると鼻の低さは変わりようがない。でも高く感じることができる。ピノキオ錯覚という名前がついている錯覚を用いるのだ。
腱のところの皮膚を刺激すると体の大きさや形を違った風に感じるということが知られていた。それを利用して鼻の頭に指を置き手首の腱のところを振動させると指が伸びたように感じ、その結果として鼻が高くなったように感じるようになるという。すなわちピノキオ錯覚というわけだ。
ゼペットじいさんとは親交がないからか知らなかったが、英国の研究者はとっくの大昔にご存じだった。そして頭のどこでそうしたことが起こっているのかを調べているというのがネタ元の記事だ。
ボランティアに腰に手を当ててもらい、手首を内側に折る腱のところの皮膚を振動させたところ、ボランティアの28%が腰が細くなったと感じ、かつ脳のある特定のところでそれを判断しているということが分かったという。
ぶるぶる腰を振るわせてウェストを細くするなどという機械もそんな理屈から案外だまされているのかもしれないよ、なんてことも書いてある。
まずネタ元の内容はこのようなことなのだが、”Pinocchio illusion”をピノキオ錯覚と訳していいものかどうかもよく分からないし、内容が詳しく書いてないので少し自信がなく、手首を振動させながらうまくメモしているのだと自分に錯覚を起こさせながらメモを進めている。
さてこの事実からなにを学べばいいのだろうか考えてみた。身体を振るわせながら考えた。ピノキオが正しいのかキノピオが正しいのか分からなくなるまで考え続けた。
ああ、でもやっぱり分からない。これで鼻を高くしようと思ったがだめだった。
ただスポーツジムのおばさま方にはいわないでおくべきだということだけは、なぜか学ぶ必要があるような気がする。
ネタ元
Brain says if your bum looks big in this
ほんとぉだぁ~!
関係ないかもしれないけど両手の人指し指、親指をくっつけて動かすと真ん中にガラスがあるみたい・・・