セミ

 米国で17年に一度、大発生するセミの羽化が始まったそうな。
 そういえば13年に一度羽化するセミもいて、なんでこんなに長い周期かということについて、13とか17という数字が素数だからという説があったなぁ。つまりモグラなんかの捕食者の生活周期が2年、あるいは3年でも、その年にはぶつからないから、多くが生き延びられるというんだけど。
 なんで11年の周期はないんだろうという疑問などは当然あるにしても、まぁ興味を惹かれる説ではあるよね。


 それにしても、やっぱ長い。そんなのはヒトの感覚であるのは分かってるし、そもそも土の中だから、お日様の動きで時間を測らなくていいんだろうけど、やっぱ長い。
 でも、捕食者もいないので意外と楽しい幼虫ライフなのかもしれないね。だから日の当たる場所にでてきたとき、こんなとこ、出て来なきゃ良かったなんて思いになって、ヒトからするとはかない一生を、さっさと終わってるのかも。
スタッフ「よくセミの気持ちが分かりますね」
院長  「そう、お日様の動きとは関係なく人生を過ごして来たからね」
スタッフ「土のなかじゃ、楽しみがあるんですか」
院長  「17年目にセーノで出てこれるよう、連絡を取り合ってる」
スタッフ「だれとですか」
院長  「もちろん、他のセミ」
スタッフ「そんなのが楽しいんですか」
院長  「もちろん、タノセミ」
スタッフ「…」
でも、ホントに不思議だよね。

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