スマホ

双子の君たちに注意したいことがある。4月、中学生になりスマホを手にするわけだが、子供ケータイとは違い手にするスマホはいろんな世界とつながる。だから、いかがわしいサイトには絶対足を踏み入れてはならない。
父さんがスマホを買ってもらえないのは、そうした行動にすぐ出てしまう危険があるとの母さんの確信があるからだ。絶対にそんなことはない、院長室を見るだけだ、といっても、そこが一番いかがわしいサイトだといわれると反論できない。

そのスマホに関連したEngineers can detect ultra rare proteins in blood using a cellphone cameraという記事があった。中学で始まる英語の予習を兼ねると、cellphone cameraは携帯カメラで、ultra rare proteinsはメチャ少ないたんぱく質。でつなげると 携帯カメラでメチャ少ないたんぱく質をパチリ、ってカンジ、かな?

そこにはこんなことが述べてある。
ある病気を見つけるのに血液の中にある、その病気に関連したタンパク質を見つける検査がある。家庭用のHIVキットもそうだが、たくさんのHIVに関連したタンパク質が必要になる。

ではたんぱく質がとっても少なかったらどうすればいい?たとえば家庭用のHIVキットでわかる量の1000分の1の量しかなかったら?

そうあきらめるのもいいだろう。でも結果はともかく君たちは受験戦争をあきらめなかったじゃないか。だからわかると思う。ヒントを上げよう。感度を999倍にしたらどうだろう?

そう、さすが受験戦後時代の子たちだ、感度を1000倍にすればいいのだね。そこんところに出てくる By a thousand times の times は倍って意味だ。 no time,倍times、って下校時に使ったら学校で人気者になるかもしれないぞ。もちろん時間がないからバイバイ、ってカンジ?

でどうすれば1000倍になるか、だけどこれから先は真剣になるぞ、なぜなら訳に自信がないからだ。君たちも中学校の英語の試験できっと何回も出くわすだろう。でもそのときに大事なのが雰囲気をつかむということだ。

血液サンプルを微小液滴に分解し、たんさん小滴に含まれるサンプルの色の変化や蛍光の程度を「あるかないか」で解析できるマイクロチップを作る。携帯電話のカメラは1秒間に約100枚の画像を撮影するのでそれで解決することができる、という。

やがて雰囲気だけではだめだとうことも悟るはずだ。そして英語で高い点を取るのが難しいこともやがて分かっていくだろう。それが成長というものだ。だから君たちがりっぱに成長したら、いつかお父さんのこの訳の間違いを指摘して欲しい。

ただ写メで病気が分かる時代が来るかもしれなということは間違いなさそうだ、

でもスマホを持たない父さんがなにかの病気にかかっているのではないかと心配したとき、君たちのスマホで撮ってもらうしかないな。

そのときはにが笑いしながら「血ーズ」とでもいおう。あ、ズ は複数形だぞ。

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