カマキリ

 カマキリが木に卵を植えつける高さと、積雪の関連を新潟の素人研究家が見つけたという科学ニュースから。
「カマキリが高い所に卵を産む年は大雪が降る」という言い伝えがあったらしく、この男性、それを根拠に新潟県の降雪と産卵の位置を調べまわったそうな。で、それぞれの地区の降雪予想をすると、誤差10%以内だったというから驚きだね。
 なにを研究するかでも異なるけど、それを研究することを生業としてない人がその分野で新たな事実を付け加えるのは、なかなか容易ではないんじゃなかろうか。(ついでにこのことに関してこんなサイトもあったので参考まで)


 十年以上にわたる研究のようで、ここにも書いてあるように十年経ってある程度のメドが立つまでは、不審がられないためにこの話を公にしなかったそうだ。
 でもきっと途中で誰かに話したくなったのも事実だろうね。街のなかじゃいけないから、人里離れた山中を歩いてるときに、木の枝からぶら下がっているミノムシさんあたりにでも語りかけていたんじゃないかなぁ。
 研究が煮詰まってくるとそれだけじゃ気が済まなくなり、挙げ句はこんな会話もあったりして。
発見者 「あのね、ミノムシさん。ボク、カマキリさんと雪の関係を見つけちゃたんだけど、まだいえないんだよなぁ」
ミノさん「ミノムシはしゃべらないけど、まぁこの際いいでしょ。で、なんでボクに聞くの?」
発見者 「まだきっちりしたデータが出てないから、いうとバカにされそうで。せめてグチでも聞いてもらおうかと」
ミノさん「あのね、だからなんでボクにいうの」
発見者 「え、いけないんですか?」
ミノさん「ここは、『午後は○○思いっきりテレビ』なんだけど」
発見者 「え、てっきり、『かまっきりテレビ』だと思って電話してました」
お年のためこの研究はもう続けられないそうで。ホント、お疲れさまでした。

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