イグノーベル賞というのがある。英国のハーバード大学の人が考え出した賞で、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられるもの。ネットで調べるといろいろヒットするので、ぜひ見ていただければ、いいかと。
ちなみに、いままでに、「ハトに嫌われた銅像の化学的考察」とか、犬と会話のできるバウリンガルなどが受賞しているので、その傾向が分かろうというもの。
で、今年の一つは、こんなの。
心理学の研究に与えられたもので、題して「群衆のなかのゴリラ:動的な事例に対しは、うっかり盲目状態になる」。
ボランティアの人に、バスケットボールを投げ合っている人たちのビデオを見てもらって、何回やりとししているのか数えてもらう。で、ほかになにか見えなかったと尋ねる。奇妙なことにゴリラスーツを着た女性が画面の中で歩いているのに、ほとんどの人が気づかず、他の人より余計に数えるように言われた人たちは、ゴリラを見たということさえなかった。
「Perception」、日本語で「知覚」という雑誌の28号1059ページに掲載されているとのことで、先のリンク先にある文中の”video”をクリックして見ると、どんなことやってたのか、すぐ理解できる。ただし7MB。料理中やお風呂中の方は、お湯が冷めるかもしれないので、そのビデオでGIFを作ってみた。それでも4KBあるけど、よろしければどうぞ。
で、実験のことだけど、確かにそんなことがあるかもしれない。というのは、以前から不思議に思ってる現象があるのね。
電話帳で電話番号を調べるとき、小さな文字が並んでいる、通常の欄に目を通しているとき、宣伝のために大きな字で書かれている欄には、どういうわけか目が行かない。少し字が大きいだけでも、つい飛ばして読んでしまう。ほんと不思議なんだけど、たくさんの小さい文字を追っかけ終わったあとに、「ああ、こんなとこにも電話番号が書いてある」ってな具合に気づくことも。
ほかの人にもそんなこと、あるかどうか知らないけど、なにかに集中してると、それからはずれたことには、うっかり気づかないようになるという点で、なにか似てるような気がする。
でもまぁ、よく考えると、さすがにこの研究はどうなんだろうね。あんな大きなゴリラが分からないなんてことがあるんだろうか。
あるいは、ボランティアの人たち、気づいてても気づかない振りをしてるだけとか。つまり、ボランティアの人たちは、どんなつまらない研究でも相手をおもんぱかる気持ちを持っているってのが、研究から導き出される結果とかはないんだろうか。
院長 「電話帳で実験してみたいんですが」
ボランティア「分かりました」
院長 「最初の実験になんとか似せるため、ゴリラスーツを着てもらいます」
ボランティア「分かりました」
院長 「手もゴリラスーツで、それで数字を追いページをめくってください」
ボランティア「分かりました」
院長 「電話帳の最初から最後まで目を通していただきます」
ボランティア「分かりました」
院長 「疲れたら、途中で逆立ちしてもらいます」
ボランティア「分かりました」
院 「…なんでもするんですね」
ボランティア「分かりました?」
イグ・ノーベル賞?
「つい笑ってしまうけど、考えさせられる」研究
院長室でイグ・ノーベル賞について書かれていたので
ニュース欄に目を通していたら、この単語が
目に飛び込んで来た。
先日の面白い世界記録に次ぐ格好なネタ♪
平和賞を日本のカラオケを発明した男性が
受賞しているが、そ
あれは、いくらなんでも見落とさないだろう?
と思うくらい大きいのにね。(笑)
私の場合、考え事しながら歩いていると
電柱やポストに激突するってことがありますが
どうなんでしょう?
イグ・ノーベル賞って初めて知りました。
いつも見ているニュースサイトで
またまた素通りできない記事を発見しました。
バーコードヘアの「発明者」にイグ・ノーベル賞!?
【イグ・ノーベル賞】って何?っておもったのですが、
==ノーベル賞のパロディで「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与
ゴリラに襲われると思います。たぶん。
ハーバードは、英国にはないよね。たぶん。
アメリカのマサチューセッツにあると書いてありましたよ。
私もそういうことには疎いので、ニュースを確認して
しまった。(^^ゞ
マサチューセッツってどのへんだろ?
勉強することはまだまだあるなぁ。とほほ。。。