百万カウント

 数を数えることで人はいろんなことを学ぶ。今朝もカミさんは台所にある空のビール缶を数えてはこちらをにらみつけていた。
 アメリカのジェレミィさんの場合はどうだろう。1から百万までカウントする様子を中継する『Million Count』で一心不乱に数えている人物だ。
 彼はこのカウントのなかでなにを学んでいるのだろう。ヒントを求めてそのサイトの全文を訳してみた。

   (背景)
エリックブラウン(29)、ジェレミィハーパー(31)、ロブヘイズ(29)たちはアラバマ大学時代からの友達だ。エリックとロブはそれぞれ工学科と電気機械科を卒業し、ジェレミィはコンピュータ学科の学位をとっている。エリックとロブも経営学修士をもっていて、みんな楽しんで学位をとっている。
エリックとジェレミィは同じ創造性と企業性精神を持っていることを前から気づいていた。ソフト開発競技会での経験を生かして、彼らはすぐにおもしろいサイトを作り始めた。彼らは数年にわたりいくつかのベンチャー企業を興しているが、それらはまったく日の目をみないものからほどほどに成功しているものまで多岐にわたっている。
   (100万カウントはいかにして始まったか…)
2006年1月20日、エリックはジェレミィを昼飯に誘った。そしてこういったのだ。
「ネットで1から100万まで数える奴がいたらどうなるだろう」
その人物はジェレミィをおいて他にないと決めるのに時間はかからなかった。彼はぴったりだったのだ。これをやり遂げるために、もう一人聡明な精神の持ち主が必要だった。ということで長年の友、ロブに話を持ちかけた次第だ。
三人のチームができあがって以来、一度も後戻りしたことはない。
   なぜ?
■たのしいから(理由なんてありません)
百万まで数えるというアイデアはなにも新しいものではありません。実際あなたたちも人生のどこかでそんなことを思いついたことはありませんか。
「百万まで数えることができるだろうか」「どれくらい時間がかかるのだろう」
それじゃあ、実際にやってみようということになりました。
■挑戦に向けて
これはおそらくジェレミィが過去にやってきたかなりの忍耐が必要とされる挑戦のなかで、もっとも過酷な挑戦になるでしょう。1997年、彼はPUSH Americaの寄付金を募るためのJourney of Hopeに参加し、サンフランシスコからワシントンDCまで 自転車で旅をしています。また最近白血病リンパ腫協会のお金集めのためデブリンマラソンに参加しました。
■りっぱな理由も
ジェレミィのJourney of Hope参加10周年にあたり、かれは百万まで数えることを決心しました。ここの Donations ページに送られる寄付金は100%PUSH Americaへ直接届くようになっています。
■どれほどかかる?
3から4ヶ月ほどだと見積もっています。
■一日の目標は?
ジェレミィは一日に16時間数えることを目標にしています。(休憩時間は除く)その日の集中力にもよりますが、12000から15000数えることを期待しています。
■家から出ることは?
いいえ、終わるまでありません。
■寝てもいいの?
はい。食べて寝て数えてそしてまた寝て。それぞれの部屋にはカメラが設置してあり、すべての足取りを追っかけることができます。(7月24日)彼の寝室には夜間用のカメラがあります。
■彼女はいるの?
はい。彼女もとても我慢しています。
■仕事についているの?
はい、地方のソフトウェア会社で働いています。会社は今回の企画が終わるまで休みをくれました。
■数がいくつになっているかジェレミィはどうして分かるの?
カメラの近くにあるモニターに映し出される数字を読み上げています。

以上。
 昨年の1月に話が持ち上がってるようで、終了まで3,4ヶ月と予想されており、かつ7月24日という今年ならまだ訪れていない日付も登場しているようだから、もう数え終わっているのだろう。
 それはいいとして、残念ながらジェレミィさんがこの企画でなにを学んでいるのかはっきりしない。
 ひょっとして百万まで数え終えた彼だけが知りうるなにかがあったのだろうか。
 彼が学んだこととは、He学んだということだ。
 ひょっとして彼が学んだことはHeまなんだということではないだろうか。

こちらも結構ヒマなんだという気がする。
ネタ元
百武さんで紹介されていたMillion Count

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