タナカミン

 昨夜NHKで田中民(タナカミン、民の字は実際はニスイがつくんだけどワープロでは見あたらなくて。リンク先の下の方写真を参考まで)という舞踏家の特集があった。舞踏なんてのは、ボクはまったくのド素人でして、国際的な賞をいくつももらっている人らしいから、知っている人も多いのかもしんない。


 前衛舞踏というジャンルに入るらしく、都会では舞踏が生まれる素地がないということで、どこかの田舎で土を耕しながら活動をされているらしいんだけど、番組のなかでは舞台だけでなく、井戸を掘り当てて喜びを表現する舞踏を土の上で演じている姿も流れた。
 顔に土をなすりつけ、赤子のような衣装と動きで、でもゆっくりと地面をはい回る。うーん、なんか理解するのは難しいそうだったけど、ただ一生懸命、舞踏とは?と自分に問いかけている姿が素直に伝わってきて、なんだかとても好感を持てた次第で。
 還暦を迎えたらしいから、そうとう身体もきついだろうけど、でも、そんな年令など露ほども感じさせず、小1時間があっという間に過ぎるほどに見入らされてしまったわけで。
 で、気に入った言葉のひとつがこれ。
「動きが舞踏じゃない。それじゃスポーツとどこが違うのか」
 舞踏には魂が入ってないとダメだって解釈したんだけど。
 魂よ来い。たま、カミン。タナカ、ミンってわけね。

ここ5日ほど風邪が抜けず、なんとなく頭もボーとしてまして。早くよくならないかなぁ

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