サル痘についての短い講義ビデオを観た。大阪大学の忽那先生の解説だ。
接触感染や理論的には飛沫感染で広がるというから、今のところコロナ対策と同様、うがい手洗いとマスクの着用で自己防衛するしかないようだ。
さらに注意する点はこのウイルスがげっ歯類(リス)などに感染(spill-over)し、日本に定着する可能性があるという。
このspill-overという言葉は「スピルオーバー」で知った言葉だが、本を読んでいるときは、人畜共通感染症(zoonosis)との関連がいまひとつ整理できていなかった。
本ではspill-overは異種間伝播と訳されているのだが、人を中心とした病気のとらえ方が人畜共通感染症(zoonosis)ということになるのだろう。
いずれにしても spill-over が It is no use crying over spilt milk の事態にならないよう願うばかりだ。