早漏

 待ち合わせで早めに出かけなければならないとき、何分早く行けばいいのだろう。1分だろうか、5分だろうか、30分だろうか。
 きっと人によってその答えはまちまちだろう。院長なんかは20時間近くも前に出かけたこともある。日にちを忘れるとこういう事態も起こるのだ。
 で、男性の方にお聞きしたい。行為の際にはどうだろう。行為とは、好意をもってなす更衣の意味がないあの行為のことだ。
 1分が早いのだろうか、それとも5分だろうか。


 その行為の絶頂に達するのが早い状態を通常、早漏という。その早漏で苦しんでいる約200名の男性とそうじゃない約1400名の男性の行為の時間を調べる研究が行われた。挿入から射精までの時間をストップウオッチで計ってもらったところ、早漏だと悩んでいる人の時間は1.8分、そうじゃない人の時間は7.3分だった。
 そうかそうか、やっぱり早漏の人は早いんだ、と納得するのはチト早漏気味の人だ。実はこの時間には統計的差がなかったのだ。
 どういうことか、ちょっと説明してみよう。もちろんビールを飲んで酔い始める時間と、焼酎を飲んで酔い始める時間の差が分からないものがメモしているということを片時も忘れてはならない。
 たとえば1600人の集団があって、そのなかの背の低そうな人を200人選んだとしよう。たしかにその200人の身長の平均は、残り1400人の身長の平均より低いかもしれない。だけど、1400人のなかには選んだ200人の集団と同じように低い身長の人たちがいることだってありうるのだ。
 そうなると、選ばれた200人はもとの集団からたまたま選ばれたメンバーだということで、とくに低い集団じゃないということになる。きっとそうなる。たぶんそうに違いない。そうじゃないとチト困る。
 これで明らかになったように、早漏と思っている人たちの時間とそうじゃない人たちの時間は変わりはない。つまり早漏というのは時間の問題じゃないのだ。
 実はこの研究はパートナーの悩みも考慮に入れたもので、お互いの性的な満足が得られないこととか、お互いの満足を得るために射精をうまくコントロールできないということが、男性が早漏と悩む要因だということが分かった、というのがネタ元の内容だ。
 とはいえ実際にとても早く射精にいたる人がいるというのも事実だろう。でも、まずはお互いどうすれば、うまく愛情を表現し合うことができるかということから解決すればいいんじゃないのだろうか。手術とか薬とかの治療もあるようだけど、まずはメンタルに解決できる方法を目指せばいいんじゃないんだろうか。
院長  「やはりお互い相手を丁寧に扱うことから始めること」
スタッフ「なるほど」
院長  「たとえば、ゴザを敷いて行為を行うとか」
スタッフ「というと」
院長  「ゴザ、ソウロウ、だろ」
スタッフ「なるほど、丁寧でゴザソウロウ」

ネタ元
Premature ejaculation: The sevenminute rule 04/14/2005

“早漏” への3件の返信

  1. 女性にも早くいける人と、そうでない人がいるはずで。
    そういうのはなんと呼ぶのでしょう?
    物知りな院長、教えて!

  2. あんまし早い遅い気にしたことないですね、、精神的に満足できれば~
    入院中の74歳のおじいさんが夜になると部屋で立って自慰行為で射精しちゃうんです、その早いこと、、歳とったら遅くなると思ってたのは勘違い??

  3. 男の人にとって 女の人は早いほうがいいのでしょうか?遅いほうがいいのでしょうか?
    早いと 男の人はあまり がんばらなくてもいいような気がするけど。
    どうなんやろー?
    Reiちゃんトコの74才の方は 毎晩なんやか?!
    元気ですね~ 74才でも出るのかぁ~。前に SEXについての本を立ち読みしたけど 大事な事なんやね~ としみじみしました。

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