ベーインビューアー

 静脈注射をするとき血管が分かりにくい人がいる。写真はそうしたときのお助けマシーンだ。見えづらいかもしれないが下に小さく”vein-viewer”(ベーインビューアー)のネームプレートが付けられている。
 vein すなわちベーインとは静脈を意味し、viewer、つまりビューアーは”見る機械”というような意味だから、静脈観察機とでもなるのだろう。

 原理はこうだ。
 まず赤外線に近いフォトン、つまり光子が出され、患者の皮膚に当てられる。血管のなかの赤血球はその光子を吸収してしまうが、他の組織は光子を反射する。それをデジタルビデオで拾い集め、コンピューターで再構成し画像として皮膚に映し出すというものだ。
 実際の血管の走行と0.6mm程度の違いしかなく、年齢や体型、皮膚の色にも左右されないという。
 下がこのマシーンで得られた画像だ。

 かなり鮮明で、確かに便利そうではある。だが、メモをしていていくつか疑問が湧いてきたので羅列してみたい。
 体型にも左右されないということだから、肉布団のような厚い皮膚の人にもOKなのだろう。
 そのとき出されるフォトンを、おフォトンというのだろうか。
 より現実的な疑問としてあるのは、お値段だ。ガタイは大きく見るからに高そうだけど、一体どれくらいなのだろう。
 ビールを何十年も我慢しなければ買えないほどの値段なのだろうか。
 まぁビールを我慢するくらいはできる。発泡酒に変えれば済むことだ。問題はそれぐらいのダメージで済むのかどうかということだ。
 あまり高すぎてクリニックの経営を圧迫するのではないだろうか。あるときから、閉院ビューアーと名前が変わることはないのだろうか。
 ほかにも疑問があるが、購入することはないだろうからメモするのをやめにする。

ネタ元
New Device Reveals Hidden Blood Vessels

“ベーインビューアー” への2件の返信

  1. 閉院ビューアー・・そりはそりで面白そうですね。
    この病院は何が原因で閉院せざるをえなかったか?
    ということが解かれば今後の病院経営の指針になるかもしれません。
    いや、自分トコが閉院しちゃったら実もフタもないないか?
    ランダムピックアップ、今日は「魔法」でした。
    ハリーポッターの話が出てきて・・・ああ・・・
    肝心のオチのダジャレを忘れてしまった・・。←肝心なのか?
    「穴掘ったー」じゃなかったよなー。(笑)

  2. >肝心のオチのダジャレを忘れてしまった
    えー、忘れるなんて、なんてポッター
    みたいなんじゃなかったですかね。本人も忘れてますけど。

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