「究極の“怠け者”細菌発見」という科学ニュースから。
生き物の定義ってのは簡単そうで結構むずかしいんだけど、最低の条件として自己複製というのがあるのね。そのやり方もいろいろある。
自分の遺伝子を他の生物のなかに入れて、ちゃっかり同じやつを複製させるのがウィルスというやつ。丸裸の遺伝子だけじゃ壊れてしまうので、それを包む袋まで作らせてしまう。一方細菌といわれるヤツは自分自身で遺伝子の複製やら栄養を取り込んで細胞を作ったりしちゃうのね。人間なんかもそっちの部類に入るわけなの。
で、なんだかその中間みたいな”ファイトプラズマ”という微生物の遺伝子解読がされたらしい。（ニュースの題は「細菌発見」になってるけど、ほかの関連記事を読んでると正確には７５４個の遺伝子が明確にされたということ）
このファイトプラズマ、植物や昆虫に寄生しているらしく遺伝子は自分で複製するけど、栄養などはその植物や昆虫から拝借してくるというわけ。とくに植物では病気を引き起こすみたいで、この遺伝子解読は駆除剤の開発に結びつく可能性があるらしいのね。
院長 「そんな駆除剤は、人間には影響はないんですか」
研究者 「まだはっきりしませんが、院長は注意しておいた方がいいですよ」
院長 「どうしてですか。複製の仕方だって違うでしょ」
研究者 「薬とか治療法とか、人が苦労して見つけたものをいつも拝借してばかりでしょ」
院長 「はい」
研究者 「ということで怠け者だから、わりとシラズマに、ファイトプラズマになってるかもしれませんからね」
院長 「…気をつけます」
ところでＨＰコンテストで意外な現象が起きてる。誹謗中傷になるかもしれないからサイト名は上げないけど、ファイトプラズマの遺伝子の数より少なそうな文字数しかない、いわは少し手抜きのサイトが着々と順位を上げておられるようで。そちらさまには、なんとしてでも負けたくないゾと気合いを入れ直しているところで。