ハゲ

 科学ニュースのメールで「ライオンと徳島大学の協同研究によりBone Morphogenetic Protein(BMP)とephrinという2つの遺伝子の変異がハゲに関係していることが突き止められました」というのが届いた。
 またひとつ真理の扉が開いたというのは、とてもよろこばしいことなんだけど。
 でも気になるのは、なぜハゲがいけないのだろうかってこと。もちろんこの研究ではそんなことはいってないのだろうけど、ハゲの方はいわれのない嘲笑を受けているのは事実だろうと思うし、きっとこんな研究が評価されるのは、そうした背景があるからだろうと容易に推測できるわけで。


 知人から聞いた話なんだけど、その方のところで飲みごとがあって、県内ではちょっと名の知れた方もその酒席におられたらしい。で、その方、酩酊に近いほど酔ってしまい、ふと気づくとカツラがずれているという状況が起こったそうな。それまでそうじゃないのかなぁってことはみんな薄々気づいていたんだけど、聞くわけにもいかないしねぇってカンジで接してきたらしい。でも事実を知っても、まわりの人はだれも注意してあげなかったというのね。
 これって一体なんなのって思うわけでして。
 たとえば酔ってしまって背広を裏返しに着たら、やっぱみんな指摘してあげるよね。どうしてみんな、ハゲを異質なものとして見るんだろう。
 で、スタッフと話あってみたんだけど結論は出ず。でもね、ボクはマジで思ってるんだけど、額に顔が描けるからというのが理由じゃないのかなぁ。だってスキンヘッドには違和感がないのに髪が残っていると異質なのは、髪の下には額がありその下には眉毛や目があるという認識と現実のハゲた部位の相違に違和感を感じているじゃないかと思うわけで。スキンヘッドじゃ目印になる髪がないから想像できないわけね。
 スタッフの賛同は得られなかったけど、結構当を得ているんじゃなかろうか。
 でもまぁそんなことより、先のメールのサイトの最後の文の方が気になるといえば気になるなぁ。
 なぜに「ガンバレー」なんだろうね。

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