シェイクスピアと梅毒

 シェイクスピアが梅毒だったかもしれないという、Rossさんというお医者さんの意見を紹介している記事。このお医者の名前を聞くのは初めてだけど、初対面の人にはやさしくするに越したことはない。特に同業者だから、回りまわって、Rossさん経由の紹介患者が一人ぐらい増えるかもしれない。
 ということで、きっと日本語ができない彼に成り代わり、話を紹介してみようかと。彼の思いが伝わりすぎて、ついキーボードを叩き過ぎた部分、つまり彼の言葉ではない箇所は少し色を薄くしてみたけど、彼もきっと同意してくれるに違いない。


 まず私がそうと睨んだのは、シェイクスピアの頭が年取ってから禿げてきたことと、そして手がふるえだしたことにある。当時、水銀を暖めてそれを吸うことで熱を出すことが、梅毒の治療として行われていた。重大なことは、その副作用だ。禿げと手のふるえは、水銀を使ったことによる副作用に違いない。
 それだけではない。その症状は、”love’s fire heats water”というシェイクスピアの文言にも現れている。日本語では、「恋の炎は水をも湯だてる」とでも訳すのだろうが、ほんとうにこれは脚本のための表現なのか。
 考えてもみたまえ。だれか恋の炎で火事が起こったのを見たことはあるのか。「冬のソナタ」を見て、消防車を呼ぼうとした輩はいたのだろうか。
 実際にはこの表現は、自分で体験したことを表しているのではないのか。これは排尿するときの焼け付くような痛みを表現したもので、性病の症状なのだ。
 彼の病気はきっと売春婦から移されたものだろう。それゆえ、徐々に彼の作品は女性に対して無慈悲になっていってるのだ。
 ということなんだけど、さてどうしたものか。この記事を書いた記者も、”To believe or not to believe?” つまり”信じるべきか信じないべきか”と述べている。
 正直シェイクスピアの作品はほとんど読んだことがないので、とくに作品と梅毒との関係についてはコメントできない。でもどちらかといえば、アッカンべーをしなくなるような気がする。ただ、初対面の人にはやさしくした方がいいだろうし…。
 ということで、”To べー or not to be”ということで、Rossさんには納得してもらっとこう。どうせ日本語、分からないだろうし。

この記事には、シェイクスピアはそうした病気ではなかったという、他の学者の反論も紹介してありますので、あしからず

“シェイクスピアと梅毒” への1件の返信

  1. 梅毒が国民病でしたから、モーパッサンもモーツアルトも、ニーチェ、、、いっぱい。

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