でかい仕事

 今日はでかい仕事が待っているといえば、院長の場合、アホ犬を洗うことぐらいしかないのだが、スタンフォード大学の研究者は違う。
 彼の研究を紹介した記事の最後で、「君たちが想像するように、これはでかい仕事になる」と彼自身が語るように、これは象を洗うよりでかい仕事になりそうなのだ。
 それは、若いものの血を輸血すれば、年老いた筋肉が若返るというものだ。まるで吸血鬼じゃないか。


 年寄りのマウスの筋肉を少し痛めつけて、そのあと若いマウスの血液を輸血したら、障害を受けた筋肉が治った。同じようなことが、肝臓にも見られ、これはデルタと呼ばれるタンパク質が関係しているらしいということも分かっている。
 若いマウスは、障害を受けたとき、このデルタがたくさん出されて障害部位を治していく。年寄りはこのデルタがあまりデルタがらない、というのが記事の内容だ。
 もちろん若返りとかの意味じゃなく、もとの状態に戻すということで、骨とか皮膚とか筋肉のケガの治療に用いられる可能性があるという。もっとも解決しなければならない問題も山積みらしいが。
 ということで、この研究が実用的に実を結ぶまで、まだまだ時間がありそうだ。でも、この研究結果をもって、真しやかな商売を始めるような目ざとく、ズル賢いやつも出てくるかもしれない。
スタッフ「というと」
院長  「そいつらは、”若返りの血”と称して、どこかで手入れた血液を高価な値段で売りさばく」
スタッフ「なるほど」
院長  「もちろん、そっと闇に紛れて」
スタッフ「夜ってことですね」
院長  「そう。そして注文を受けた家庭に血液を分配していく」
スタッフ「なるほど」
院長  「名前は、『晩配屋』だ」
スタッフ「…”デルタがらない”で終わっておけばよかったですね」

ネタ元
Infusion of Young Blood Revives Old Muscles 16 February, 2005

“でかい仕事” への4件の返信

  1. 事故かなんかで 輸血が必要になった時に 若い血 よろしくなりって言ったらいいのかなぁ(≧∀≦)

  2. キーワードは、「若い」「デルタ」か・・・。
    ( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・元気になりそうじゃなー

  3. 『キーワードは、「若い」「デルタ」』に座布団を二枚あげたい。
    院長の「晩配屋」と「デルタがらない」にも、合わせ技で二枚!

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