来年3月から医療機関の窓口で市販薬類似品の一部自己負担が始まる予定だが、従来の保険診療の建付けが少し揺らいでいると感じる。
くだんの計算式はざっとこうだ
1割負担の患者さんに保険が効かない場合の総額薬剤料1200円のくすりを出すとすると
1)その4分の1(25%)の料金:300円が新たに発生する額。
2)さらに 1200円から300円を引いた900円の1割の90円が保険負担分となり
3)その二つを合わせた 300+90=390円 が窓口で支払う薬代となる
従来なら120円だったところがそこそこの負担増となるわけだ。
きびしい医療財政のなかで仕方のないことかもしれないが、ひとつ気にことがある。
実際計算すると分かることだが、患者さんの負担率にあわせてその額は当然上下するが、決して割合に比例して動くわけではない。
それだけでも保険の建付けが揺らいでいる気がするのだが、こうメモしたからといって、もちろんお上のなさることに立てつくつもりは毛頭ない。
とはいってもなぜ4分の1なのか、という疑問も確かにある。
いろんな割合が間違いなくお上の間でなんども検討されたはずだ。
そこから捻出される医療費の削減額もいろいろはじき出されたことだろう。
しかしなぜ4分の1に結論されたのか
ここは会議室。喧々諤々の議論がなされてはや数時間。だが、結論は出ない。場にはけだるさが漂い始めている。そこでひとりのお役人が手を挙げ意を決してこう進言する。
「2分の1でも3分の1でもなく恣意分の1、もとい、4分の1ではどうか」と。
おお、という歓喜の声は同意と見なされ会議は無事終了したのであった。
と、これほどまで、お上の気苦労をおもりやるこの院長に、お上に立てつく気持ちなど毛頭ないことはこれで十分お分かりいただけたと思う。
