既婚者に質問。もしパートナーとケンカをするようなことがあれば、どんな態度を取っておられるだろうか。
思いっきり自分の耳に手を添える。静かに相手の首に手を添える。相手に気づかれないように武器を探す。相手に気づかれてもいいから、逃げ出す。いろんなパターンがあるだろう。
ただ、やってはいけないことがある。特に女性の方だ。
それは静かにがまんすること。というのは、ある研究でこんなことが分かったからだ。
もともと夫婦間のケンカは心臓に悪いということは分かっていたけど、ボストン大学の学者さんは、ちょっと視点を変えて、ケンカのやり方について調べてみた。
するとダンナとのケンカを避ける奥さんは、ダンナに向かっていく奥さんに比べて死の危険が4倍近く高くなっていた。男女それぞれ約 1800人(うち既婚者は約1500人)を10年間追っかけた結果だ。
奥さんにいくら二人の関係を大事にしようという殊勝な思いがあったとしても、増強されたストレスホルモンが体を蝕んでいるのだ。
ついでに、これは今までもいわれてきたことだが、結婚している男性はしていない男性より、半分ほどしか死亡してなく、結婚は男性にとっては健康を守る要因になっているが、女性の場合、既婚も未婚も死亡率は同じで、健康を守るという点では意味がなかった。
この研究、ある意味、現在の女性が置かれた経済的に弱い立場、つまり黙ってダンナについて行くしかないという状況を反映しているのかもしれない。フラミンガム研究という世界的にも有名で信頼のおけるデータをもとに行われたもので、年齢、体重、コレステロール、血圧などの要因をすべで考慮した結果ということだ。だからなかなか反論が入る余地はないものになっているんだろう。
ただ、重要なことを研究者は忘れているじゃなかろうか。
だれが財布を握っているかという点だ。あくまで推測の話だが、カミさんが財布を握っていれば、事態が変わるような気がする。
ケンカのとき、カミさんが黙って聞いていても、それは報復の準備をしているに過ぎないのだ。ケンカが終わり、そのうちこちら話かけても返事もしない事態になって、ようやくダンナは気づくのだ。
相手がストレスホルモンじゃなく、ストデスホルモンを充電していたことに。
そうなると、もう手遅れだ。こちらがいくら頭を下げても反応はない。きっと、さっきのケンカ中、こちらが投げかける一言一言に値段を付けていたに違いない。
ああ、いかほどの小遣いが削られたのだろう。しばらくはビール一本の日が続くのか。いや、出ない日もあるかもしれない。
ビールならまだしも、会社勤めのダンナだったら、昼飯抜きの可能性だってある。一人、ベンチでパンを口にするダンナを心配して、同僚が近づいてくる。
そのとき、ワイフをかばいながらも、なんとかこんないいわけをしなければならないダンナの心臓にかかる負担は、いかほどのものだろうかと、切実に思う。
「いやぁ、うちのサイフがね、風邪引いちゃって」
ネタ元
Wives Who Bite Their Tongues Risk Their Lives THURSDAY, Feb. 17.2005 (HealthDay News)
給料の大半は銀行振込だけど、自分の小遣い分だけは完全に手取りにしている。
うちの旦那は 口が達者者なので 夫婦げんかでは いつも あたしが 沈黙 そして 謝る。ストレスたまるナリ
うちの旦那も口が達者… メールの内容も 私の事を馬鹿鬼醜母女とたまりません(ー⑪ー) 喧嘩した日はメールでも 言われ続けます。キレて逆上して いつか新聞ザタにならないかと思います。