bonehat

 昨年の11月、米国ルイスビルでの出来事。写真のように墓場にトランクと帽子が置いてあったという。トランクの中身は人の骨ということが分かった。身元も、なぜ置かれていたかも分からず調査中だということが新聞記事には書かれてある。
 あれから一年近く経っているわけだが、この”事件”はどうなったのだろう。


 そもそも骨からはどんな情報が得られるかご存じだろうか。法医学をまじめに聴講してこなかったかつての医学生からそんな質問を出されるのも不愉快かもしれないし、ましてやネットからの引用を交えて披露されるのも納得がいかないだろうが、こういうことになる。
 まず骨が新しいものであれば骨髄からは血液型が同定できるし性別も分かる。身長も推測できるし骨密度で年齢も推測できるかもしれない。そんな骨であれば身元不明者の名簿と突き合わせれば意外と早くに身元は判明していた可能性はある。
 時間が経った骨からも情報は得られる。たとえば身長もそうだし骨の内部血管がどの程度細分化しているかによって年齢も推定できる。
 だが死亡時刻の推定となるとかなりやっかいだ。新しい骨なら軟部組織の崩壊程度により死亡推定時期を推定できるが、骨だけになったものから正確に死亡時期を推定することはほとんど不可能になるのだ。
 はたしてこの骨はその生命活動の終焉を迎えてからどれほど経ったものだったのだろう。後日談を目にしてないから全く分からない。
 ただなんとなく亡くなられて一年も経ってないような気がする。置かれた帽子と骨を見ているとどういうわけか、今年ハッツ、ボーンを迎えられたような気がしてならない。

ネタ元
Suitcase Filled With Human Bones Mysteriously Appears In Cemetery

 ここ数日サイトの、主に画像の整理をしてます。偶然同じ時期に開催される二つのブログコンテストへの参加に向けての準備で、すぐに終わるだろと高をくくって臨んだんだけど、全然ゼンゼン。メモの更新もままならないほどです。
 でもまぁせっかくの機会だしと、絶望感にひたりながらやってます。
 今日もメモはこの整理のなかで出てきたもので、少し手を加えてアップしました。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

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