表情

　ある朝、鏡を見たときＫＡＴ－ＴＵＮの赤西君に似ていると思ったことがある。もちろん顔が似ているなどというつもりはない。血縁者にはどちらかというとサル顔が多く、その血を引いているものとしては、願うべくもないことだ。

　そうではなく、赤西君がうつむいたときの一瞬の表情と似ているところがあると感じたのだ。それをクリニックのスタッフに告げるとそんな馬鹿なことはないと否定する。そんなことは赤西君がサルにならないかぎり起こらないと力説する。
　おかしいなと感じているときにこんな記事に出会った。顔の表情は遺伝してるかもしれないというのだ。
　イスラエルの研究者らの研究だ。
　２１名の生まれつき目が見えない人とその血縁者が対象だ。研究者らは参加者に、幸福なとき、悲しいとき、怒ったとき、嫌になったときの経験を語ってもらい、そのときの参加者たちの表情を記録した。また考えを集中しているとき、あるいは驚いたときの表情も記録した。
　そこで得られた目の見えない人の表情の変化をその血縁者のものと比較すると酷似していたという。当然、目の見えない人は血縁者の表情を見たことがないにもかかわらず、だ。
　感情を表現するというのは長い年月の間の自然淘汰で形作られたものだろうというのが、研究者らの見解だ。
　確かにそういわれると赤西君と同じような表情をする身内は誰もない。血縁者に赤西君の表情を持ったものがいないということは、自分もそんな表情を持っていないのだろうか。
　ということはあの朝、鏡を覗いたとき、うつむいた赤西君の表情と似ていると感じたのは気のせいだったか。
院長　　「よく考えると、うつむいたら自分の顔は見えないな」
スタッフ「そうですね」
院長　　「Ｈｅ　養生　を見たのかも」
スタッフ「そうですね」

カミさんが取り上げろってウルサイもんで。
ＫＡＴ-ＴＵＮ赤西が活動休止へ（デイリースポーツ） – 10月12日
　人気絶頂のアイドルグループ「ＫＡＴ-ＴＵＮ」の赤西仁（２２）が活動を休業することが１１日までに明らかになった。
ネタ元
Facial expressions ‘hereditary’